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ぶらり・ぶら~り

第77回 アメリカ・グランドサークル3泊4日の旅 Part1 (2010/10/13)

グランドサークルとはレイクパウエルを中心に半径230kmの円を描くと8つの国立公園と無数の自然・文化公園が存在する場所を言う。

アメリカの国立公園は大きく、しかも公共の交通機関が少なくレンタカーで回るのが良いらしい。各公園にはトレッキングコースが整備されている。しかし、旅先での運転を好まないぶらりは日本の大手旅行社の現地ツアーを選びグランドサークルのさわりを経験した。

グランドキャニオンだけしか知らなかった私はこの旅を決めてから調べ始めました。タイミングよく焼酎のTVCMで旅の行程の大まかな所が流れ楽しみになりました。

 ラスベガス→ザイオン国立公園(グランドサークル)→ブライスキャニオン国立公園(グランドサークル) →アンテロープキャニオン(グランドサークル) →モニュメントバレー(グランドサークル) →グランドキャニオン国立公園(グランドサークル) →ルート66→ラスベガス

1日目

ザイオン国立公園

午前9時ラスベガスのホテルを出発。
ガイドはアメリカ人のビルさん、達者な日本語で4日間お世話してくれました。

バスは昼食地点セント・ジョージまでひたすら北へ砂漠の中を走ります。途中オアシスの町に思わずシャッターを押します。少し早めの昼食後12時にザイオンの玄関口スプリングデールに到着です。

ザイオンとは「神々の住む所」という意味。名前の由来は〔イスラエルにある丘〕シオンと呼ばれている。ZIONのもとはSIONだったとか。


途中のオアシス

セントジョージ

スプリングデール

ザイオンは「ザイオンキャニオン」「ザイオンマウントカーメルハイウエイ」「コロブセクション」3つのセクションに分かれている。

今回ぶらりが訪れたのはザイオンキャニオンでした。
ここにはビジターセンターやロッジが有り観光の中心となるエリアです。
また、交通渋滞、駐車場不足、違法駐車、環境汚染等多くの問題緩和の為に導入されている無料シャトルが有る。4月から10月まではマイカー乗り入れは禁止になっている。

シャトルバスはエリア内、博物館、ロッジ、主なトレイル・ハイキングの出発点と9カ所の停留所がある。乗ったまま往復しても90分かかる。本当に広い。

その広いザイオンキャニオンで私達は発った数時間を過ごすだけだった。
多くの岩等説明を受けたがその中で記憶に残ったのがウイーピングロック。
シャトルバスでウイーピングロックバス停に下車後徒歩10分。

大岩壁の一部がアーチ状に剥がれ落ち、そこから水が滴り落ちている岩。
左右の岩が欠けている部分の上は砂岩層で水を通すけれど、その下の層は固くて水を通さない、その境目を伝って水が表面に移動してきて 滴り落ちる。そして、その落ちている水は1200年前の雨水というから凄い!

シャトルバス

再びシャトルバスに乗り終点のテンプル・オブ・シナワバ(シナワバ寺院)
ここから峡谷の奥へザイオン国立公園のハイライトといわれるリバーサイドウオークというトレイルが始まる。30分程歩くとナローズと言われる川歩きが始まります。全部を歩くと片道約2時間出そうだ。

私達に与えられた時間は1時間。残念ながらナローズの入り口から引き返さなくてはならなかった。ロッジやシャトルバスのことを知っていればここだけに1週間いえせめて4、5日だけでも滞在したかった。


ウイーピングロック

1200年前の雨

ナローズ入り口

 

バスはブライスキャニオンへ国道線9号、89号線をひたすら走り夕方到着。

2日目

ブライスキャニオン国立公園

ブライスキャニオンは南北細長い公園です。主な見所は殆ど北部の馬蹄形の壁に集中している。夏期にはこのエリアを無料シャトルバスが往復している。(地球の歩き方より)

ブライスキャニオンはグランドキャニオンやザイオンに比べて地層が新しい。といっても始新世初期(4000~5000万年前)にあった巨大湖に堆積したクラロン層。石灰を多く含む砂や泥の層。川と雨に寄る浸食が進んでこの風景をつくりだしている。この浸食が進むと2万年後は・・・・・。

ブライスポイント・インスピレーションポイント・サンセットポイントを展望台から眺めた。
遠くキャニオンの中を歩いている人々を発見。“歩けるんだ“私の心は躍る!
サンセットポイントでは、わずか40分間だったがサンセットポイントの見所の多い変化に富んだナバホ・ループ・トレイルを歩く事が出来た。


ブライスポイント

インスピレーションポイント


サンセットポイント

 


浸食されてできた岩 雷神ハンマー

短時間でしたが楽しい歩き♪

ウオール街の谷底で太陽を求めて成長するもみの木。

 

ブライスキャニオンを後にして昼食後は今日のお目当てアンテロープキャニオンです。

アンテロープキャニオン(レイクパウエル)

国立公園でも州立公園でもなく、ナバホ族居留置内にあり、ナバホ族によって所有されている。アンテロープキャニオンは、美しい波状のカーブと谷の彫刻的模様を成す、まさに自然の作り出した芸術品です。
ここへは勝手に入る事は出来ない。地元の数社がツアーを利用する事になる。荷台にイスを装備した改装トラックで現地に向かう。凄い道路で、中を見学する時も細かい砂塵があるのでマスクの携帯をお勧めします。
説明をするよりは写真をご覧ください。


入り口

 

興奮の2時間後に連れて行かれたのがダムの下流にあるホースシューベンド。
コロラド川が馬蹄形の急カーブを描く場所。赤いコロラド川の水に含まれる岩石や砂はレイクパウエルに沈殿してしまう為ここでは緑色の川となる。
ホースシューベンの看板をみて坂道をのぼり始める。坂道が終わると荒涼とした野原、その先には大きな穴らしきもの「何処まで歩くの~?」
陥没したような大きな穴をのぞくとなんと馬蹄形のコロラド川。これは一見の価値有り。

 

バスに戻りダムの上流へ移動。グレンキャニオン・ダムを見学させてくれたが暑くて、朝からのツアーでくたくたになっていました。
バスに乗るのも疲れます。朝から夕方まで歩く巡礼の方がぶらりにとっては楽な気がします。宿はこのダムの近くでした。ああ~よかった!

明日はいよいよモニュメントバレージープツアーとグランドキャニオンです。

ぶらりさん自己紹介

世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。

忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。