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ぶらり・ぶら~り

第114回 16年ぶりに中山道歩き再開Part3 (2014/01/30)

10月15日 2日目 芦田宿~長久保宿~和田宿 24703歩 16.3k

台風接近の為か曇り空のなか「金丸土屋旅館」のご主人とお母さんに見送られて8時出発。芦田宿を出ると直ぐに石畳の遊歩道が整備されている2kの松並木を歩く。

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石畳の松並木が終ると笠取峠が待ち構えている。
気持ちを引き締めて歩き始めるが、なだらかで、どこが峠?と思う程だった。
峠の茶屋9時に到着、急な峠ではなかったが、だらだらと長い峠だったので1時間以上に感じた。

峠の茶屋からは下り坂、林道をクネクネと下り10時15分長久保宿の松尾神社へ到着。6kを歩き終え、この調子なら和田峠も超えられるかも?と思っていた。

長久保宿も宿場町らしい趣でついあゆみがのんびりとしてしまう。
和田宿までは眺めは田園風景で美しいが、歩道のない国道は辛いものがある。

長久保宿から和田宿の端までは巡回バスが網羅されていてそのバス停がいかにも街道宿らしい。こうなると私のあゆみは更に遅くなる。昼を過ぎとうとう雨が降り出す。

屋根付バス停の中でおにぎりを食べながら和田峠は無理と判断。
長久保にある民宿「みや」に電話すると最後のひと部屋が空いていた、ラッキー!

そうなれば和田宿も宿場町らしい趣なので、雨の中、のんびりとなるべく端まで歩く事になる。しかし、雨はどんどん強くなるので夕方の巡回バスで長久保まで戻る。午後4時過ぎ、宿に着いた頃にはぐっしょりだった。若い夫婦が頑張っている「民宿みや」快適でした。

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10月16日 3日目 和田宿~和田峠~下諏訪宿 34442歩 21.8k

起床すると結構な雨降りです。早めに出発の予定でしたが少し遅くに出発です。
昨日歩き終わった所より少し先の和田峠近くで降ります。
「民宿みや」若夫婦のお勧めの一里塚が両方に残っているという「唐沢一里塚」を見て和田峠を越えます。

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遅い出発なのに、再開3日目峠越えは久々の20k以上です。
目的地-下諏訪へは何が何でも行くしかありません。
しかも日暮れは早いので、5時過ぎて山の中にいる事は出来ません。

途中名所旧跡も多いので、良く心得て進まなくては行けません。小雨降るなか峠登り口から登り始めたのは、10時半頃でした。30分程歩き、接待茶屋跡に到着した頃に雨は止みました。雨具を脱ぎ少し10分休憩して先へ進みます。

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途中、道を失った事もありましたが、何とか下諏訪大社下社へ後2.4kの所まで歩く事が出来ました。途中4時頃に宿を取らなくてはと、大きな看板に観光案内所の名前を見つけます。直ぐに電話しました。何とか駅近くのビジネスホテルが予約完了。

下諏訪大社下社に到着した時は真っ暗でした。途数々の名所旧跡をチェックし、これを見なくてはなど、時間と戦いながら下諏訪へ。歩く間、下諏訪教育委員会が作られた標識には本当にお世話になりました。あの標識あってこそ無事に歩けました。又、私も街道歩きの流れがやっと回復してきたようでした。

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10月17日 4日目 下諏訪宿~塩尻宿~洗馬宿 33629歩 20.9k

下諏訪は中山道唯一温泉の沸く宿場、泊まったビジネスホテルは地下に温泉がありました。一つしかないので予約制で一度だけ利用出来温泉に浸る事が出来ました。

前日は真っ暗な下諏訪に到着したので、午前7時から下諏訪に到着地点から改めて中山道を辿りました。下諏訪大社下社に発ち寄った時に改めて御柱を見上げ、こちらに立ち寄ったおりには「万治の大仏」だけは見逃すまいと訪れた。
ぶらりは地蔵様が大好きなのです。

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駆け足で下諏訪をまわりホテルを9時に出発。
歩き始めて直ぐに電話が鳴ります、昨夜塩尻観光協会に問い合わせのメールを送信していた。昨夜の今日に返事が頂けるなんて,駄目もとで出したのですが本当にご親切でした。洗馬には一件しか宿がない事も解り早めに予約を入れました。

ホッとして歩き始めました、相変わらずたくさん迷いながらの街道歩きです。
岡谷のインター付近から上り坂で振り返ると諏訪湖や八ヶ岳連峰がきれいでした。
今日も又峠を歩きます、かなりの急坂でした。途中、地元の方と何度もお話する機会があり皆さんとてもフレンドリーです。必ず故郷自慢を話されます、自分の故郷をとても愛しておられる心が感じられます。

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頂上の展望台に到着、ここは塩嶺御野立公園です。諏訪湖、八ヶ岳、富士山、北アルプスなどを望む絶景が広がるはずなのですが天気が良すぎて富士山はみえず,残念!

峠を越えると下り坂、街道らしい緑いっぱいの道が続きます。この辺りから木曽路の名前がでてくる。一里塚や伝説の話に見入ったり歴史を感じる道です。

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正面に望まれるのは御嶽山や乗鞍岳らしい。そのうちに柿沢集落へはいり20分程で14時に塩尻宿到着。

思ったより塩尻には早めに到着したので、案内所にお礼かたがた立ち寄りました。塩尻駅横にオフィスがありました。http://www.tokimeguri.jp
観光協会の方々はとても親切でした、本当に感謝です。

 

本日の目的地洗馬まであと7k、平出遺跡を通り国道をそのまま進み分かれ道で右に進めば洗馬に到着するはずだった。
方向音痴のぶらりは分かれ道を右に下るのを間違え途方にくれ宿に電話。
親切な「民宿ちくら」のご主人に迎えにきて頂き無事到着。

きのこづくしの夕食と風呂で元気を取り戻した。
洗馬で「太田の清水」を見逃してはならず翌朝ご主人そこまで戻って頂き、善光寺への分かれ道もしっかりと確認をして先へ進む。

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下諏訪ではビジネスホテルだったのでクレジットカードで支払う事が出来ました。一泊多めに泊まれたそうです。さて、財布と相談しながら今回どこまで中山道歩けるのやら?次回お楽しみください。

ぶらりさん自己紹介

世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。

忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。