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ぶらり・ぶら~り

第141回 谷根千をあるく (2016/04/28)

常磐線日暮里駅からスタート“谷根千”を歩きます。
ここ数年、谷根千が話題になっています。
最近は常磐線も便利になり、日暮里で降りる機会も少なくなりました。
久々の日暮里駅はモダンな都会風になっていました。

10年以上も前に何度か歩いている谷中、前回は谷中銀座が終点でした。
今回は7名の熟女?で楽しく谷中銀座から歩きます。

北改札口へ出て左へ御殿坂を上ります。
すぐに道を挟んだ右向こうに、荒川区の史跡・文化財「経王寺」が見えます。大黒様も祀ってあるようです。

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坂を登り「夕焼けだんだん」へたどり着く、そこが「谷中銀座」です。
歩けばあっという間の距離、でもあっという間に通り過ぎるのはもったいない。10時20分到着、谷中銀座の終点に11時集合です。

カフェでお茶と思っていたのですが生憎11時からというので、和菓子屋さんの前でマイポットのお茶と買い求めた栗パイを食べながらおやつタイムです。気がつくと、目の前の本屋さんの屋根に素敵な切り絵が飾ってあります。この銀座通りには、他の屋根にも数々の切り絵がありました。

外国人の観光客がいっぱい。11時からは混む為かツアーグループは早めにやってきたのでしょうか?

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約束どおり11時全員集合です、突き当たりを左へ進みます。
この道は「へび道」へ通じるよみせ通りです。

へび道は、現在地下の水路になってしまった藍染川が流れていたところ。
へびのようにくねくねとしたこの道は、明治の頃は藍染川という小川だったそうで、藍染川の説はいろいろあるようです。

へび道の手前で右折、信号を渡り団子坂を上ります。
団子坂を上りきると、森鴎外記念館です。
団子坂上を左折、可愛い花が植えられた藪下通りを通過。

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道なりに歩いて行くと右手に階段、歩きやすそうな階段です。
ストレッチ代わりに行ってみよう、突き当たり少し前の左手に細い路地、面白そうです。路地を少し行くと結構急な石段を下ります。
手すりを使って気をつけて歩きましょう。階段が終わると右側の柱に「千駄木ふれあいの森」の文字。童心に戻り探検気分、小さな森はくるっとまわれば終わります。

千駄木ふれあいの森

千駄木ふれあいの森

路地から入った急な階段

路地から入った急な階段

旧居後へ向かう階段

旧居後へ向かう階段

さらに進みます、道は自然に左に戻り先ほどの道の続きでした。少し行くとまた階段、ストレッチ、ストレッチ。

登り終わると右手に「夏目漱石の旧居跡」。塀には猫が「吾輩は猫である」
漱石が住む前には森鴎外が13年間住んだそうです。旧居は明治村に移築保存されているそうです。

近代文学の重要な史跡を後にして、日本医大前信号のある道路に出ます。道路を超えて左へ進むと国の重要文化財となっている根津神社です。
境内等は無断掲載を禁止されていますので興味のある方はお調べ下さい。

因みに国指定重文の楼門の右側の像は水戸光圀公がモデルだそうです。
茨城県民としては興味をそそられます。

つつじまつりが5月5日まで開催されています。
200円の入場料を納めて楽しまれてはいかがでしょうか?
社殿を拝するのに長い行列ができていて、平日でしたがたくさんの方々で賑わっておりました。

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古来御神威高い名社を後にして、東京大学へ向かいます。
根津神社の表参道を出てすぐに右へ道なりに行きます。言問通りに出て弥生門からお邪魔しました。私たちは第二学食へ行き昼食をいただきました。
学生さんのお邪魔にならないよう、13時過ぎにお邪魔しました。

1000calを超える食事でしたので、食後は三四郎池を一回り。三四郎池の正式名は「育徳園心字池」。夏目漱石の名作『三四郎』がここを舞台としたことで「三四郎池」と呼ばれるようになったそうです。

フランス語を話す学生さん(多分)は、池の側で上手に箸を使い海苔巻きを召し上がっていました。東大は国際色豊かなキャンパスでもありました。
盛りだくさんの谷根千歩きは満足感いっぱいの一日でした。

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ぶらりさん自己紹介

世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。

忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。