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ぶらり・ぶら~り

第165回 70才女子だけのクラス会:因島と今治 (2018/04/26)

55才から5年毎に女子だけのクラス会をしています。クラスには女子が8名います。
今回で4回目になる女子会、やはり70才という年齢を感じます。この年齢になると本人自身又は周りの事情で参加ができない場合が多く、参加人数は半分の4名です。パーセンテージにすると50%、良い方ですね。今回の行き先は一人が「四国遍路」がしたい、もう一人が「しまなみ海道」が良いとの提案だったので、中をとってしまなみ海道を通り「四国遍路」さわりの旅としました。

仲間は熊本から来ます。当日飛行機で向かっても広島を発つのが昼過ぎになるので、私は前日広島で一泊。もちろん格安ゲストハウス2段ベッドでシャワーは共同です。スペインのアルベルゲに比べると4倍の料金です。でもベッドの質が違いますね。4人相部屋でフカフカお布団があり快適です。もちろんルームメイトは若いお嬢さんばかり、娘というより孫に近い年齢です。

1日目

広島駅で皆と合流。隣駅の新白島駅に因島へ行くフラワーライナーバス停があり、終点まで乗ります。目的地は今治、ちょっと寄ってみたかった私の好奇心。久しぶりに会えた級友です。でも時間の空間はあっという間になくなりました。道中お喋りが続くとちょっと周りを気にします。控えなくてはと思いながらついお喋りが始まります。

とりあえず予約していた宿「ホテル因島」へ、送迎をお願いしていたのですが来ていません。電話をして、来てくださるようお願いをしました。なんとこのホテル国立公園特別地域に指定された因島公園内にあります。この公園に先ずいく予定でしたが、ここで過ごすことができるとは驚きでした。窓からの眺めは素晴らしく明日の朝陽が楽しみになりました。
因島観光協会HP http://kanko-innoshima.jp/sightseeing_leisure/innoshimapark

しかし、のんびりしている時間はありません。時間は午後2時、全員空腹でしたが宿の女性曰く、2時になると食べ物屋さんは皆おやすみになるとか。特にこの日は日曜日、ホテルの食堂もしまっていました。仕方なくコンビニでそれぞれがおにぎりなどで空腹を満たしました。最初の食事がおにぎり!それもまあ良いでしょう。

本日は因島公園と因島水軍城です。公園は滞在するので問題なし。そこで路線バスで水軍城へ向かいます。水軍城には因島村上氏が残した武具や遺品、古文書など歴史資料が展示され、他にも展示物が見られます。結構楽しみました。バスの時間に間に合うよう停留場へ向かいました。
村上水軍についてはあまり知識もなく訪れたが、歴史は古くもっと前勉強が必要だったと反省。

  

2日目

今日は、午前中、瀬戸内海が一望に望まれる白滝山・五百羅漢をみて、午後から今治へ高速船で渡る予定。
昨日、出発地点の停留所で、下車後の高速船の乗り場を下見済み。

白滝山への路線バスは遠回りをして時間がかかり過ぎるので、タクシーをお願いする。ひとり旅の多いぶらりはタクシーを使う機会が少ない。4人旅は経済的で良いなあと実感。信仰心の少ないぶらりですが「五百羅漢」が好きです。なんだか一人一人の顔の表情が理由もなく好きです。

タクシーで宿を10時出発、白滝山八合目駐車場に降りそこから山頂まで218mを歩きました。徒歩約10分というふれ書きだったのですがもっと歩いたようなきがします。歩き慣れない3人は頑張りました。ゆっくりゆっくり休みながら歩きました。ご褒美は山頂の展望台で360度、瀬戸内の大パノラマでした。
http://kanko-innoshima.jp/sightseeing_leisure/shirataki
パノラマを堪能して一休み!「恋し岩」なる恋愛パワースポットもあります。恋話にはすっかり縁が遠くなり、昔の事となりました。恋愛とは違う力が4ババ達に授かりますよう願ってやみません(´▽`)oO

  

この日は暑くもなく寒くもないちょうど良い日和でした。一汗かき、程よい時間になり、膝の調子を気にしながら下山。タクシーに連絡をして一旦ホテルへ荷物を受け取り、高速船の乗り場に到着。昼食をとるには時間が不足していたので、コンビニ弁当を待合室で食す。

高速船は因島~ 生名港 ~ 今治港 ~ 岩城港 ~ 佐島港 ~ 弓削港 ~今治の順でまわります。小さな島に立ち寄りながらの船旅でした(写真は高速船とその経路)。最終日に、高速バスでしまなみ海道を通って広島まで戻る予定です。橋を右手に眺めながら今治に到着。

港を出ると目の前に、本日の宿屋の看板が見えました。リニューアルしたばかりのビジネスホテルでした。私はビジネスホテルは度々利用しています。最近はビジネスホテルが高級なほうに変化していますが、クラスの友達はほとんどこのような宿は利用していなかったと思います。こじんまりとして良い感じでした。お部屋にはすでに4つの布団が敷かれていました。でも、お喋りをする場所がちょっと狭かったかな? 嬉しかったのは、4人ゆったりと入れる家族風呂が1時間無料で使えた事でした。

おしゃべりを早々に引き上げ(きりがないのです)夕飯までの時間にホテル近辺を見物。ホテルから歩いて行ける遍路寺を一つ訪ねます。「55番南光坊」ホテルで地図をいただき、街を見ながら歩きます。

今治には4カ所のお寺があるそうです ↓
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/doinaka/iq/iq-h/i057.html
「南光坊」を訪れるとバイクと車でお遍路をしている男性二人がお参りをされていました。特別お声などかけませんでした。お二人とも白衣を着用されていました。

  

次にホテルに近い今治城へ行きました。途中、市役所、駅を通過して住宅街に入ります。立派な住宅が多かった、廃校になった小学校、ひととおりが少ないなど、みんなで喋りながら城に着きました。城に到着すると5時になっていました。普通なら「もう5時!こんなことしていられない!」なんて思うのですが旅先です。そんな心配もなく時を気にせず遊べます。

今治城は立派でした、2015年9月にリニューアルされたそうです。
今治城について → http://museum.city.imabari.ehime.jp/imabarijo/about/

今治城は皇居のようにお堀の大きいお城でした。今治城のお堀は海水なので干潮があるそうです。5時になっても家事の心配はなかったのですが、お城の入場は5時で終わりでした((_ _|||)

3日目

今治を旅することを決めた時、私の脳裏にあったのは遍路、タオルの二つでした。では、先ずはタオル美術館へタクシーで出発、今治駅から13kの地点にある。約25分でタオル美術館に到着、目の前に現れた建物はまるでヨーロッパだった。

建物は5Fまでで、中に入るとロボットが「ようこそ!」と挨拶をしてくれる。1Fに「タオル美術館グループ・最高の品質」と銘打つ商品が紹介されていた。3Fでは美術館が取り扱っているタオルや他の品物が販売されている。その中に今治タオルのロゴのついた商品は2種類のみ販売されていました。

そこで私はあの日の丸のようなロゴが全ての今治タオルではないということを理解した。あのロゴは今治タオル工業組合が認めた製品である証でした。
今治タオル工業組合    http://www.itia.or.jp/brand/entry.html

この美術館で扱う商品はこの美術館が認めた商品であるという「5ツ星クオリテイ」というロゴがついていた。それはそれでかなり品質の良い商品だった。友が、以前お返しに頂いたフアフアのタオルを発見して、感激していた。
タオル美術館 → http://www.towelmuseum.com/

さらに4Fへ進む、ギャラリーやミュージアムショップを通り過ぎてムーミンショップで又立ち止まる。ショップがあるとなかなか先へ進めない。その先にコットンロード、タオル工場見学ブースと続きます。
ギャラリー入口です、ここからはチケットを購入。タオル製造工程を眺めながら5Fへ進みます。タオルアートコレクションを見学すると、その先にムーミンの世界展。飽きることなく結局は全部見ました。

9時半に入場して気がつくと11時半でした。1Fに戻りミュージアムカフェで昼食。
タオルも芸術ですね、食事が終わり、庭を見学しながら先ほどのタクシーを待ちました。

運転手さんが今治タオルの本店に案内してくださいました。ここの商品は全て今治タオル工業組合のロゴ付きのタオルでした。ここの製品は運動する時に使いやすそうなので2枚買い求め、夫への土産としました。

本日予定していた2つの遍路寺、54番延命寺・56番泰山寺も回っていただき遍路のさわりを体験し、ホテルへ。
以前から長年少しづつ歩いている中山道80Kを終わらせてなるべく早く遍路を歩きたいと思った次第です。

5年ぶりの女子クラス会、初四国いい旅でした。参加してくれた友人達にも感謝です。
75歳のクラス会には、一人でも元気な75歳、一人でも多くの仲間に会えるといいなぁ。

ぶらりさん自己紹介

世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。

忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。