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ぶらり・ぶら〜り by ぶらり

第7回 真岡鉄道SLの旅と益子

絵本の機関車やえもんや機関車トーマスなどで若い人から子供たちにもSLは人気者である。
SLに郷愁を感じるのはもう私達団塊の世代までだろうか?

世代によって受け取り方は違ってもSLはなぜか魅力的がある。
つくばから近いところ真岡にSLが走っていることはご承知と思います。

土日だけ走っている真岡鉄道SLを楽しんできました。
真岡鉄道は下館から茂木まで動いている。途中駅に益子がある。
車で行くことが多い益子にSLに乗りぶらり遊んでみました。

下館まではJR友部を経由して行くと思いがちだが土日は、日本で一番運賃が高いといわれる常総線が土日だけはとてもお得な切符がある。しかも時間的にもさほど変わらない。

常総線1500円で一日乗り放題というトクトク切符がある。加えて常総線・真岡鉄道共通一日切符(2,300円)が更にお得です。しかもこの切符にはお土産券が付いている。ただしSLに乗車の時は片道500円の整理券も必要。

SLは土日一往復だけです。下館10:36発と帰りは益子15:03発(茂木14:29発)です。
私達は帰りだけをSLに乗車しました。益子で少しでも過ごす時間が欲しいと思ったからです。

取手から下館まで約1時間半。のんびりした電車の旅です。
休日の汽車はこうしたのんびりモードが良いのかもしれません。
下館で真岡鉄道に乗り換えです。

益子に到着したら駅を出て右手に観光案内所があります。
そこでマップをいただきましょう。長旅の後はトイレですね。
駅の両側に綺麗なトイレがありました。


益子駅舎・・なかなか良い駅です

共販センターまでのとおりは綺麗に整備されてこだわりのお店がいっぱいでした。
又、古い町並みも残されていて歩くだけでも楽しいところでした。

駅から共販センターまで30分弱です。共販センターではかわいい狸の置物が歓迎してくれます。

この共販センターの近くには陶芸メッセ益子や今は亡き人間国宝だった浜田庄司氏の作品展示のある益子参考館も近い。
なかなか見ごたえのある作品も多く、気が向かれたら覗いてみるのも面白いと思います。

ここにはお蕎麦やさんがたくさんあります。名物なのでしょうか?
又、洒落たカフェやギャラリーもありました。人間国宝と言われる方々の作品も各ギャラリーに展示してあり、実際購入するのはリーズナブルなものでもせめて良い作品は鑑賞だけでも目の保養になります

私達はお昼を持参しましたのでそこから更に30分ほど坂道と急な階段を登り花と緑のふれあい広場まで歩き、そこで益子の景色を楽しみながら昼食をとりました。

駅から来る時に目をつけていた店に立ち寄りながら15:03益子発のSLに間に合うよう少し早めに駅へ向かいました。今日のお目当てのひとつ機関車に乗り帰路に向かいます。

機関車は途中手を振る子供たちに「ボーボー」と汽笛で答えながら走ります。
あの汽笛を聞くとなぜか胸がキュンとなってしまいます。

機関車は下館に夕暮れの気配を感じながら煙をはいて到着です。乗客はこの短い旅を惜しむように写真撮影に余念がありません。

ホームは到着してもなかなか人混みがなくなる様子がありませんでした。スピード時代の現代ですがこうやってのんびりした旅も良いものです。
良い一日でした。

2004年11月15日

ぶらりさん自己紹介


世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。
忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4〜10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。