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子連れ主婦のお気楽グルメ日記 依田 直子

第16回 母乳のあげられる店 編

ご年輩の方とお話をしていると、よく聞くセリフ
「首のすわらないような小さい子をあんまり外に連れ出すもんじゃない」。
確かに赤ちゃんの免疫力や体力面を考慮すると、雑菌の多い人混みは危険がいっぱい。
でも、核家族化が進んでおじいちゃま、おばぁちゃまと同居していない、
さらには頼るにも遠すぎる場所に住んでいる若夫婦が多いという現実。
遊ぶことに何不自由なく育ってきた私たち世代に、「赤ちゃんができたら、○年は我慢しなきゃ」
なんて、ハッキリ言ってとっても酷な宣告なんです。
自分中心の生活から、かわいい我が子中心の生活へ。
慣れない育児に孤軍奮闘しながら頑張るママ達にエールを!
ということで、今回のテーマは「母乳のあげられる店」。

王道は、百貨店のベビールーム利用でしょう。つくば西武百貨店4階には、
カーテンで仕切られた授乳スペースがあり安心。
脂っこい物が好ましくないとされる母乳育児中ならば、
6階レストラン街にある手打ちうどんの「杵屋」がおすすめ。
小さく比較的簡素な店内からは想像できないほど、おいしいうどんがいただけちゃうんです。

やっぱり個室だと、気楽ですよねー。
でも、「個室=お値段が高め」なんていう法則があてはまっちゃうのはちょっと・・・
という時に便利なのは、西大通り沿いの和食ファミリーレストラン「さと」。
畳の個室はちょっと広めで、数があるのもうれしいポイント。

まだまだ新しいLALAガーデンつくば(第11回参照)も、はずせない子連れスポットかな。
回転寿司(第13回参照)や豆腐料理など、母乳に優しい店もあるから、
乳腺炎になりやすく、食事制限しているママも安心よ。
もちろん施設内には、ベビールームや授乳室も完備されています。
全く母乳トラブルのないママには、オムライスと洋食の店「アップルキッチン」もおすすめ。
カリカリベーコンとトマトのスパイシーピラフサラダ仕立て880円は、
ベーコンの風味がいきたエスニックテイストの一皿。
オリジナルは、シェフのまかないメシとのことなんだけど、
美味しい物を知り尽くしたシェフたちが、
自らの胃袋を満たすために作った究極のグルメ♪って考えれば納得のおいしさです。

つくば文化会館アルスのエントランスホールにある「カフェ・ベローチェ」も利用価値大。
アルスの施設内に身障者用の大きなトイレがあり、その室内には、
大人も横になれるような折り畳みベッドが完備されているんです。
そこに腰掛けながら授乳すれば、人目が気になる人でも安心ですよね。
お天気の良い日にはテラス席もあるお手ごろ価格のカフェ、
育児ストレスを発散させたいママには、忘れちゃいけない存在ですよー。

2004年11月22日

依田直子さんのプロフィール


フリーの旅行ライターとして、昭文社の「マップルマガジン」や「個人旅行」海外版を編集プロダクション、K&Bパブリッシャーズを通じて執筆。
株式会社るるぶ社勤務を経て、現在はWEBサイトを中心にフリーライターとして活動中。