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つくばもんスタッフのつぶやき

第4回 あやめまつり in ACCSTV

どうも。気まぐれ連載コラム「つくばもんスタッフのつぶやき」です。
梅雨も本格的になりました。
この季節の花もいろいろありますが、つくばに住んでるなら、あやめでしょう。
霞ケ浦はすぐ近く。水郷の町、潮来では、まさにあやめが真っ盛り。

さて、つくばのケーブルテレビACCSの番組「街かど‘ほっと’TV」で、潮来のあやめまつりを取材すると聞き、撮影現場に行くことになりました。私もACCSの職員ですが、放送の仕事はしたことがないので、撮影現場は初めてです。
ということで、今回は、潮来のあやめまつりのお話です。

潮来へのルートはいろいろありますが、船でも行けるんですよ。
土浦港から潮来まで、高速船「ジェットホイルつくば号」が、あやめまつりの期間、運行しています。
「ジェットホイルつくば号」の船体はちょっと変わっており、飛行機と同じ形で中々カッコいいです。
船体に後ろから乗り込みます。遊覧船の観光案内というと大抵はテープを流すだけですが、こちらでは、船長さん自ら、風景だけでなく、霞ケ浦の現状や問題についても説明してくれます。
風は強く、外に出ると倒れそう。遊覧船好きの私は、旅の気分で盛り上がってきます。一時間ほどして潮来に到着。
船は前から接岸します。あれ? 来たときは後ろから乗ったのに・・・と、思ったら、舳先が開いて、前から降ります。ユニークな船なので、一度、乗ってみてはどうでしょう?

あやめまつり開催中の「前川あやめ園」へ。平日のお昼で、空も曇り雨に降られそう。それでも、園内を行き交う人々の流れは絶えません。休日は、さらに込み合っているのでしょう。
屋台で色とりどりのあやめの花束を売ってるのが、いかにも、あやめまつりらしいです。
と、橋の上に、人がどんどん集まってきます。「嫁入り舟」がはじまります。
白無垢に身をつつんだ花嫁と両親が、舟に乗り式場に向かうのです。ジューンブライドじゃありませんか。

ここでキャスターの水野奈美が「花嫁さんに手を振りませんか?」と、持ちかけます。
「花嫁さんが私たちに手を振ってくれたら、私たちも嫁に行けるんです」とたたみかけます。
「嫁に行ける」の言葉に、反応してしまいました。
ちょっと予定時刻を過ぎてから、舟が流れてきます。お嫁さんは、川岸に集まった人々に手を振っています。
先ほどの提案通り、近づく花嫁さんに、私たちは橋の上から手を振り声を掛けました。
さてお嫁さんは、手を返してくれたか?・・・・・・まあ、それは、どっちでもいいということで。
「潮来花嫁さんは〜、ふ〜ねで〜ゆ〜く〜♪」と、いつのまにか口ずさんでおりました。

ここに来るまで、あやめというと、花びらがひらひらした紫色の花、というイメージしかなかったのです。
紫色だけでなく、白・黄色もあります。同じ紫でも、赤っぽかったり青かったり。花びらの形もそれぞれ特徴があります。
あやめの群れを橋の上から眺めると、月並みな形容ですが、現実ではなくてファンタジーの世界に迷い込んだかのようです。水がそのまま花の形を取ると、あやめになるのです、きっと。

雨が続くと、ちょっと憂鬱な気分になるかもしれません。そうしたら、ちょっと出かけてみませんか。雨だからこそ映える風景に、心が和むかもしれません。

「潮来のあやめまつり」は、ACCSチャンネル9で放送します。
つくば市で9チャンネルが見られる方は、ぜひご覧ください。

ACCSチャンネル9 「街かど‘ほっと’TV」 17:30/22:00
潮来のあやめまつりは、後半「学園天国」で、6月21日(月)〜7月4日(日)放送。


撮影に参加し、あらためて、こうやって番組は出来上がるのか、とわかり、新鮮な気持ちになりました。現場での臨機応変な対応など、自分の普段の仕事のためにも、勉強になります。
あの場面の撮影の時、カメラはああ動いていたんだなとか、テロップの入り方など、普段、何気なく番組を見ているときとは違った視点で、番組を見ることができました。

つくばもん事務局 田中恵子

2004年6月21日