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カメラの向こう側 〜つくばのケーブルテレビから〜

第18回 TX元年

今年も師走に入り、早いもので1年を振り返る時期になりました。例年以上に慌ただしかったこともあり、今年は1年が短く感じられました。取材ノートをめくり返して「つくばの1年」を振り返ります。 放送記者
放送記者 小野省治

つくばエクスプレス開業
つくばエクスプレス開業

今年のつくばは、なんと言っても8月24日に開業した「つくばエクスプレス(TX)」に尽きるでしょう。秋葉原〜つくば間(58・3?)を最短45分で結ぶTX。開業後1ヶ月間の乗車人数は381万7997人、1日平均では12万3161人となり、まずまずの滑り出しではないでしょうか。TXに乗車して休日に研究機関を見学する家族が増えたほか、つくば駅前の筑波山方面に向かうバス停には、平日でも多くの観光客が列をつくっており、首都圏の住民につくばが身近になったことは確かのようです。

TXの開業にあわせて研究学園駅、みらい平駅などの駅前周辺では記念イベントが開催されたほか、「TX開業記念」との冠をつけたイベントが目白押しでした。
つくば市では今夏、首都圏向けの情報発信基地として、県内の市町村で初めてとなる東京事務所を秋葉原に開設。また、TX沿線の16市町村をエリアにした車の「つくば」ナンバーが、推進運動が実り来年度導入されることが決定しました。
つくば市の人口が20万233人(9月1日現在)と初めて20万人を突破、さらなる人口増が期待されています。TX元年の今年、つくばの知名度は高まりました。しかし、TXの開業効果がいつまで続くのか、来年は勝負の年になりそうです。

2005年12月

◎このコラムでは、つくばのケーブルテレビACCSのスタッフが放送現場の話題をお届けしていきます。