つくばでバードウォッチング
第49回 ちょっと一休みします (2009/01/06)
明けましておめでとうございます。
冬至が過ぎて、昼の時間が毎日1分ずつ長くなってきています。正月を迎えた今頃が日の出の時間が一番遅い時期にあたります。1月中旬になると日の出の時間も少しずつ早くなってきて、春が近づいてくることがわずかですけれど実感できるようになることでしょう。
つくば市周辺の雑木林や公園は、冬鳥で賑わっています。池や沼にも冬鳥が揃いました。乙戸沼にはコハクチョウが8羽も来ています。宍塚大池には、トモエガモが6羽来ていました。水面で羽を休めているカモ達のオスは、渡ってきたばかりはメスと同じ羽の色でしたが、羽が綺麗な繁殖羽に生え替わりました。秋の気温が高かったので、餌が豊富のようです。
関東の冬は寒いといっても、日中の気温は氷点下になることもなく、天気が良いので風を避けて日向でバードウォッチングするのは非常に快適です。部屋に籠もってばかりいないで、双眼鏡を下げて近くの公園を散歩してはいかがでしょう。意外な野鳥との出会いがあると思います。
つくば市は、自然の豊かな街で、市内の公園を散歩していているだけで年間80種を越える野鳥を観察できることを皆さんに知って欲しいと思い、「つくばでバードウォッチング」のコラムを連載し始めて4年を越えました。
探鳥会で、このコラムを参考にしてくださっている方にお会いできることもあって、少しは役に立っているのだと安心したりしていました。
始めた頃は、色々なテーマがあったのですが、そろそろ充電しなければ続けられない状態になってきました。ここで、少しお休みして新しい素材を探したいと思います。
長い間、ご愛読ありがとうございました。
北海道で暮らしていた時に、庭に来る鳥を見てバードウォッチングに開眼して以来、野鳥の虜に。
死ぬまでに日本で記録のあった鳥を全部見たいと不可能な企てに挑戦中。
日本野鳥の会茨城支部会員、NPO宍塚の自然と歴史の会監事、つくば農林野鳥の会代表幹事