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ぶらり・ぶら~り

第72回 45日ニュージランド横断65万歩バックパーカーの旅Part5 (2010/05/05)

2009年11月8日~14日

23日目

この日はゆっくりテ・アナウで休息日でした。朝寝をして町を散策します。一番お姉さんのAは足首の調子が悪いのでルートバーントラックを中止して明日クイーンズタウンへ移動します。急なキャンセルなのでルートバーントラックのハットの料金は戻ってきませんでしたが、登り口へのバスの代金は戻ってきました。      

24日目

ルートバーントラックはルートバーンシェルターからディバイド間の縦走と出発地点へ戻るコースを選ぶ事が出来ます。このルートは一方通行のミルフォードトラックと違ってどちらからでも歩く事が出来ます。      

縦走となると荷物の問題が有ります。私達が参加した時は最高地点であるハリスサドルを超える事が出来なくて縦走者達はヘリコプターで山越えをしてマッケンジー小屋へやってきた。      

私達はいろいろ思案の末、縦走を諦めが2泊3日のディバイドからマッケンジー小屋を往復するコースを選びました。コースが解り易い地図を見つけましたので貼付けます。http://www3.wind.ne.jp/TITWVOB/wv/archives/2002/02nz/02nz_routeburnmap.gif      

当日は快晴でした、YHAの前までバスが迎えに来てくれます。ルートバーンの入り口にはコースの解説の看板があります。一時間、上りばかりのスタートでした。      

キーサミットへの分岐点で一休み!キーサミットへは翌日登る予定でしたがあまりによいお天気なのでそこに背中の荷物を置きお弁当だけ持って登ります。往復一時間の行程です。      

頂上の看板に日本語を発見!この散策路を歩きベンチのあるヴューポイント?で作ってきたおにぎりとキュウリの塩漬けで昼食。そこからはマリアン湖が見えるはずなのですが、残念ながら見えませんでした。それでも私達は満足でした。

分岐点まで戻りボーデン小屋でトイレ休憩。翌日はここに泊まります。      

マッケンジーから来て休憩中の中年カップルからマッケンジー小屋がすばらしいとの情報を得て期待が膨らみます。      

マッケンジー小屋へ向かって進み始めましたが直ぐに急な下り坂しかも永遠に続くのではないかと思われる感じです。明日はこれを登るの?道を間違った?谷底に転がり落ちているようでした。戻るなら今!でも途中間違いようは無かったこの道で良いのだ!頭の中を多くの思いが交差します。      

ディバイドで見かけた若いカップルに出会いました。彼らもマッケンジー小屋に向かっているか不安だったらしい。多分大丈夫とお互いホットする瞬間です。      

噂のマッケンジー小屋が見えました。えっこれ?と思わず心がウキウキなんてすてきなロッジでしょうと思った瞬間看板に個人ウオーカーは10分先へとの文字。ガイド付ウオーク専用のロッジでした(笑)      

確かにありました。ガイドつきウオーク用のロッジと比べては行けません。      

まだ時間が早いせいか私達が一番乗りです。一晩を過ごすベッドは真新しい木製のすばらしいものでした。ベッドの奥には荷物を置くスペースもありました。      

お天気も良く久しぶりに寝袋や靴をお日様に当てのんびりしているとヘリコプターの音。ルートバーン・シェルターの方からやってきたウオーカーが到着です。私達のベッドの上を使ったご夫婦に感想をお聞きすると 「excited!」そうでしょうとも、私だって乗りたかったよ〜      

遠くに見える雪山(左)マウントオーシャン(右)マウントエミリー

小屋の前には美しいマッケンジー湖があります。あまりに美しくて時間が過ぎるのを忘れてしまいそうです。水が柔らかく顔や頭をこの湖で洗ってしまいました。いつもスッピンのぶらりも化粧水くらいはつけるのですが、湖の水にはたくさんのミネラルがあるのでしょうか洗顔後は何もつけないで寝てしまいました。 

25日目

昨日とは打って変わって今にも雨が降りそうです。予定では縦走は出来ない分せめてコニカル・ヒル山頂が見える所まで歩きたいと思っておりました。    

あの上り坂を登る事を考え何事も余裕を持って行動したいと考えます。ボーデン小屋まで3時間昨日来た道を早めに引っ返します。     

お昼前にボーデン小屋に到着昼食を取りました。昨夜マッケンジー小屋でご一緒だった人は殆どそのままディバイドまで戻ります。小屋に泊まるのは翌日グリーンストーン・トラックやケイブルス・トラックを更に歩く方達で今までのように多くはありません。食後翌日歩く予定だったグリーンストーン・トラックを持ち時間分歩く事にしました。     

夜は寒く暖炉をつけようとSさんががんばりました。そのがんばりを見て いた他の方が私達に親しみを感じてくれて暖炉を囲み和やかな夜となりました。人との交流はちょっとした事から始まるものです。    
26日目

午前中の予定を昨日歩いてしまった私達は、クライストチャーチ在住の8名の歩 くグループの一人に相談しました。午前中歩くのに良いコースがあるとの情報を得た。彼女は出発前の忙しい中コースの入り口まで案内してくれました。   

片道1時間半のPss CreekコースHollyford通りに出るコースです。私達はてっきり登りのコースと勘違いしていました。歩き始めると下りばかりでした。   

マッケンジーと同じで下るだけの道に上りと思い込んでいた私達は暫く頭が混乱しながら歩きました。マイナーなコースらしくほとんど人が通らないような道だったが、良いコースでした。   さすが何度もルートバーンを歩いているグループと感心してしまった。   湿地帯の自然いっぱいのコースだった。無事小屋に戻り手持ちの残り少なくなった食料を食べ尽くして私達は懐かしい我が家Te Anauのユースに戻った。   台所で夕食の用意をしているとなんとマッケンジー小屋で2段ベッドの上下でご一緒だったご夫婦に出会う。再会を喜び合いレモン等分け合って主婦の会話に花が咲く。   
27~29日目

トラックを歩いた日も含めテアナウ近辺に12日間も居た訳ですっかり住民になってしまった気持ちです。そんなテアナウにもお別れしてクイーンズタウンへ。先に戻っていたAと再会。やはりここは都会です。   

春の訪れが遅いようでまだ寒いクイーンズタウンです。町中を歩き始めるがショッピングよりやはり緑に誘われるようにしてクイーンズガーデンへ。ここはワカティプ湖に突き出した半島にある14ヘクタール敷地を持つ公園。またトラックとは違った小川、鳥のさえずり、色とりどりの植物や花に癒されます。   

 


町の周りにはまたウオークのコースがありゴンドラで行ける高台にある展望台までワン・マイル・クリーク・ウオークを通過して歩きました。  

帰りはゴンドラでト言っていたのですが料金も高いのでまた歩いて戻りました。往復3時間でした。このワンマイル・・・・は一時国内最大の水力発電所だったワンマイルダムまで通じているとか。タウン周辺には比較的簡単なものからある程度の体力を要する約10のウオーキングトラックが点在しているとか(地球の歩き方より)  

ユースでクライストチャーチの8人組と再会です。彼らはクイーンズタウンまで車で来て近くにいる友人にトラックのスタート・ゴール地点まで送迎をしてもらったそうです。彼らの親切に心ばかりと手作りの手芸品を渡したところクライストチャーチに来たら是非庭を見に来てとお誘いを受けました。クライストチャーチは通過地点です。又の再会を約束してとりあえずお別れしました。  

残り後2週間明日はマウントクックです。  

ぶらりさん自己紹介

世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。    運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。