ぶらり・ぶら~り
第73回 45日ニュージランド横断65万歩バックパーカーの旅Part6 (2010/05/25)
2009年11月15日~20日
30日目
クイーンズタウンからマウントクックへの移動日。今日はツアーのバスで日本人のガイド「タカさん」が説明をしてくれました。晴天の中バスは快適に走ります。
バスの中で聞いた世界一有名な羊の話です。群れから離れて6年間逃亡暮らしをしていた一匹の羊。6年間も毛を刈らなかったのでモコモコの姿発見されました。その頃流行っていたアニメの主人公シュレックにちなみシュレックと命名されすっかり有名な羊となった。
途中トイレタイムで立ち寄ったレストランにこのシュレックの写真がありました。
このツアーバス、クイーンズタウとクライストチャーチの両方から一日観光バスとなっている。
マウントクックのThe Hermitage Hotelや近辺で日帰りツアー客は数時間ここで過ごし逆方向から来たバスに乗り換える。もちろんクイーンズタウン、クライストチャーチ間を観光しながら移動する客もいる。ガイドさんもバスを乗り換え乗車した所まで戻る。なかなか無駄の無い夫々の旅のスタイルで旅をする事が出来るシステムです。
私達はここのユースに2泊してまた同じバスに乗りクライストチャーチに向かいます。ユースの前で下車。ここにはスーパーが無く、ユースのフロントと高級ホテルThe Hermitage Hotelの売店では簡単な食材しか取り扱っていなかった。しかも高い!ガイドブック等にも書いてあったような気がするがこれ程とは・・・甘く見ていた。
多くの宿泊者はちゃんと前の場所から食材を買い込み昼食を作っていた。旅も後半だというのにうっかりしていた。到着した時空には黒い雲、小雪まじりの雨になっていた。
ウオークを諦め、The Hermitage Hotelの施設やビジターセンターを訪れる事にする。さて私達の部屋はミックスの4人部屋。部屋に戻るとポーランドの青年が到着していた。3人のおばさん達の部屋へようこそ!
31日目
朝から小雪まじりの雨です。ここにもいくつかのウオーキングトラックがある。天気は悪いが往復4時間のフッカーヴァレートラックを歩きました。長い距離だが、吊り橋、マウントクックを見ながら変化にとんだ地形を歩き、氷河がせり出したフッカー湖までの充実したトレッキングルートです。しかし、当日は雨、雪、風のかなり厳しい条件の中のウオークでした。
ツアー客はフッカー湖まで行く時間がなく吊り橋迄行き引き返すらしい。雨や雪の中の木道は歩き易く、その側にはけなげにもマウントクックリリーが力強く咲いていました。
フッカー湖の氷河に出会い、若いグループの一人の青年が写真を撮り終わった後、私達に大きな氷河をプレゼントしてくれました。
500年前の氷河を抱えての記念撮影!後から来る親子に私達もこの氷河をバトンタッチ!湖の波打ち際にある小さな氷河をガリッ、500年前の氷河の味は格別でした。
32日目
早朝晴天、山が赤く染まっています。即行動です。比較的手軽にマウントクックの姿を堪能できる展望地として歩く人が多いコース。ハーミテージ前からコースが始まり大部分はほぼ平坦な草原、ケア・ポイントコースへ向かいます。昨日右折した分かれ道をまっすぐ進みます。
昨日フッカー湖でどうしても現れなかったマウントクックの頂上に、やっと出会いました。
ユースに戻った頃にはおなかがすいていました。
バスの迎え時間まで近辺を散策したり、ビジターセンターで改めてマウントクックの歴史を見たりしました。
次は多くの人が星がきれいとお勧めのレイク・テカポです。約2時間のドライブでした。途中レイク・プカキでビューポイント停車。
到着後は早速スーパーへお買い物。久々のお料理だった。
ここのユースはリビングやダイニングからテカポ湖が一望できる所。
3泊4日命の洗濯でした。
33日目
久しぶりで朝寝をしました。
午前10時からレイク・テカポの西側にあるマウント・ジョンサミットを歩く。ウオーキングトラックトラックからは湖やサザンアルプスなど絶景続きです。
山頂からは世界最南端の天文台があり、デイツアー一人30ドルのところシニアという事で3人70ドルに。天体望遠鏡から明るい昼でも輝く2つの星を見た時は、感激でした。
34日目
YHAから歩いて30分位の所に「善き羊飼いの教会」と「バウンダリー犬の像」があります。たくさんの観光バスが駐車しています。<http://www15.plala.or.jp/norther/nz/nz_guide/pic_mackenzie/tekapo/tekapo_church.html>
このサイトは私のではありませんが私の写真よりずっと良いのでご紹介します。冬のテカポも素敵ですね。
午前中はこの近辺を散策、湖畔レストラン名物の鮭丼を頂く。ガイドブックにある名物を食すのは、いかにも乗せられているようで本意ではないぶらりだが、これは食べてみようと思いました。料金も安く大好きなサーモンがこれでもかというくらい乗っていた丼でした。これはおすすめしたい。
午後はコウワンズ・ヒルの展望台を巡りました。途中標識を見損ない少し遠回りをしてしまいましたが心地よい疲れでした。
YHAで夕飯の支度をしていると台湾の男女7名のグループ、鮭丸ごとを調理始めたが、料理名人の相棒達見ていられなくてきれない包丁で魚のさばき方、刺身の切り方をご披露して、お裾分けを頂きテカポ最後の晩餐は豪華なものでした。
35日目
美しいテカポ湖を眺めながら本当にのんびりした3日間でした。今日は移動日だがクイーンズタウンからスタートするバスはここを15時55分発何の予定もありません。10時のチェックアウトなので荷物もパッキングしてしまい。湖を眺めながら日記を書いたり絵はがきを書いたり時間が止まっていました。今まで何もしなくて良い日なんて無かったような気がします。神様がくれた時間でした。
定時バスに乗り込むと今回のガイドさんは女性でした。ところがこのガイドさん何のガイドもしてくれないので、がっかりでした。少しは車窓の説明して欲しかったな。私達にとって唯一日本語で聞けるツアーバスでしたから。
バスはクライストチャーチに少し遅れて19時30分到着。
世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。
忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。
運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。