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ぶらり・ぶら~り

第80回 ヨセミテ国立公園 part2 (2011/02/15)

3日目

マリポサグローブツアー
ヨセミテへ行くことを決めてからこの「マリポサグローブ」の存在を知る。
ハイウェー41号線沿いで、ヨセミテ・ヴァレーの56キロ南 にあります。
公園の南端にある巨大セコイアの森である。       

セコイア:セコイア樹林はヨセミテ国立公園内に三ヶ所あります。 マリポサ樹林が最大です。ツオラミー樹林とマセッド 樹林は、ハイウェー120号線に沿った クレイン・フラット近くの峡谷の北西にあります。 これらの巨木は世界最大の生物です。殆どが1,000年以上です。何本かのセコイアは、南北戦争が始まる以前のもので、今でも現存しています。(パンフより)
http://www.nps.gov/yose/planyourvisit/upload/japanese-brochure.pdf       

公園南口ゲートとワオナストアから無料のシャトルバスが往復している。
バレーからは、車が無いと個人で行くのは困難です。現地で解ったのですが、ワオナホテルからはバレーまで1日1往復バスが運行しています。しかし、ワオナホテルからバレーまでは8時頃のバス、バレーからは15時半位だったと思います。       

はじめにワオナホテルに宿泊してマリポサグローブを見て、翌日バレーに移動するのが良いようです。次回チャンスがあればこの行程で行きもっとゆっくり、たっぷりマリポサグローブを堪能したいものです。       

私達はかよ子さんの案内で半日ツアーを選びました。
全部を歩くには時間が不足なので、半分をトラムに乗車して下りを歩きました。巨大なセコイアに圧倒されながらの半日でした。全部のセコイアの表情が違います。       

トラムです

倒れたセコイアの根っこ

180cm近い夫が小さく見えます

 

 ワオナホテルで少し遅い昼食を取りました。私達がいるロッジよりちょっとハイクラスのホテルです。予約をしていなかったのですが運良く席がありました。バレーへ戻ったのはもう3時近かった。

       

4日目

今回ヨセミテでのメインイベントです。
フォー・マイル・トレール+パノラマ・トレール29.2Kmを歩きます。
ロッジの裏手を少し行くとスインギングブリッジです。車道を超えるとフォー・マイル・トレール入り口です。7時半出発ここからグレッシャ-ポイント迄ひたすらのぼりだけです。      

      

      

この歩道からは、ヨセミテ滝、エル・キャピタンやハーフ・ドームなどの雄大な景観が見られます。ヨセミテの滝は進む度に滝の全体の位置が変化します。この年は遅い春だった為に所々に残雪もありました。何処まで登るのかと思う頃に、この雄大な景色と可憐な花が私達を癒してくれます。      

      

      

予定通り11時前にグレッシャ-ポイントに到着!初日に車で来た所ですが、やはり足で汗を流してたどり着くと気持ちのよいものです。北側と東側は、シェラ・ネヴァダ山稜の大パノラマが目の前に広がっており、手前にはネバダ滝とバーナル滝があり、更にハーフ・ドームも目を見張るような景色です。    

昼食にはまだ早いので景色を楽しみ休憩後11時半出発。ネバダ滝とバーナル滝を目指してパノラマ・トレイルを歩きます。ここからは下りの多い道です。      

      

1時間後イリルエット滝に到着、ここで昼食です。マイナスイオンを受け、滝からの心地よい風が疲れを忘れさせてくれます。朝から良く歩いてくれた足にご褒美、川の水で火照った足を冷やします。足が軽くなった所で昼食を頂きました。      

      

1時半再出発です。ここからはのぼりが続きますが、食後の満腹感と暑さで、緩やかな上り坂が結構厳しかった。ハーフ・ドームのうしろを見ながら変化の少ない道を黙々と歩きます。3時ようやくネバダ滝の上に到着です。ロッジを出てから8時間経っています。広々とした滝の上にたどり着きホットします。水の流れが怖い位、激しい流れです。      

      

ここからミストトレイル経由とジョン・ミュア・トレイル経由どちらかのコースでバーナル滝まで下る事が出来る。私達は相談の上、ハードだが短距離のミストレイルを選んだ。      

左手に滝を見ながらかなり厳しい下りでした。バーナル滝の縁に出ると凄い水しぶきです。持参した雨具を来て通過します。この先は2日目にハッピーアイルから歩いた所です。
歩行者用の橋に到着した時にはもう今日のコースは終った気分でした。
とはいえバス停迄歩きバスに乗りロッジに到着した時はさすがに疲れました。      

  

      

5日目(最終日)

いよいよヨセミテともお別れです。迎えの車は午後1時です。シャトルバスで園内を回り
ビジターセンタと博物館を見学。ここで日本人の名前を発見。
[1920年代に初めてヨセミテに入り、日本画でシエラの大自然を描いた故チウラ・オバタ(小圃千浦・日系一世)]      

厳重な博物館で見たトイレットペーパー

小圃千浦を紹介するパネル

彼の描いたエルキャピタン

再びシャトルバスでエルキャピタンへ。
何か事故があったらしくヘリコプターや救急車等、人だかりです。岩側面をヘリコプターが旋回していましたが、救助出来なかったみたいで一旦戻ってきました。
暫く見ていましたが、どうなっているのかさっぱり解りません?そしてその結果はやはり不明のままでした。しかし、多くの設備のある救急車や人が動員されるのかと驚きました。


救助活動 (つくばみらい市 S子さん写真提供)  

エルキャピタン

とにかく目的のエルキャプテンを見てヨセミテ滝まで歩きました。この5日間ハイキング、トレッキング等楽しみましたが、全部を歩ききれませんでした。リピーターも多いと聞きます。解るような気がします。次回があると良いなあと思いながら午後1時サンフランシスコに向かいました。

ぶらりさん自己紹介

世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。

忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。