ぶらり・ぶら~り
第87回 水郡線の旅・・・磐城塙 (2011/10/24)
ぶらりお気に入りの水郡線の旅です。
水郡線は乗っているだけで楽しいひと時です。
車窓が大好き♪ 今回は磐城塙へ行ってきました。
磐城塙駅は単なる通過点ではありません。
磐城塙駅のホームに沿って連なる8つの屋根が童話の世界に来た気分です。改札を出て左は図書館、右のドアを入るとコミュニテイプラザです。
その奥には漫画「チンコロ姉ちゃん」で有名な富永一郎さんの原画が展示されています。原画は39点で常設されていて年に何度か入れ替えがあるそうです。原画は色鉛筆で描かれていて、漫画とは違ったおもむきがあり、優しくて心が和みます。
駅の居心地が良くて気がつくと1時間駅に居たようです。
駅にハイキングのモデルコースがはってありました。
その前に調べたJRの駅からハイキングコースを歩いてみました。
しかし、結果から言うと駅に張られたコースの方が少し楽だったかも?同じ場所に立ち寄るのですが、ぶらりの歩いたコースは羽黒山山頂や出羽神社が入っていてかなり山道を歩きました。それはそれなりに楽しいウオーキングでした。
手軽な塙のウオーキングコースは約5kmのコースです。
駅前を右方向へ進みます。5分くらい歩くと白瀧不動尊、太い立木があり少し薄暗いが暑い時にはちょっとした避暑気分。元の商店街に戻り少し歩き右折ご右手にあるのが塙代官所跡です。
商店街に戻ります。水郡線に沿って水戸方面へ戻る形になる。桜木橋手前の十字路を左折すると安楽寺。約100年前に当時の塙代官だった寺西重次郎が寄進した参道にある山門は塙町を代表とする古建築物として塙町指定有形文化財に指定されています。
次はそのまま川に沿って歩きます。左手が愛宕神社です。
愛宕神社は、地元では「火伏せの神様」として篤く信仰されています。江戸時代、防火の神様である京都愛宕神社本社から御分霊を受けて以来、地元では火災が少なくなったといいます(ブログ・楽に暮らす、しらかわより)
3年に1度、6月下旬~7月上旬にこの大祭があり昨年7月4日に執り行われました。
川を見ながら十字路まで戻り桜木橋を渡りT字路を左に進み風呂山公園まで歩きます。ここは約4000株の山ツツジが植えられ、5月には真っ赤に彩られるそうです。
大正元年日露戦争終了後の荒廃期に、塙町青年会が町の希望の木としてツツジを植樹。その数は3333本といわれる。家々の風呂から美景を望めるようにと「風呂山」と名付けられたという。少々上り坂ですが良い眺めのご褒美が待っています。
再びT字路まで道を引き返し向ヶ岡公園が右手にあります。この公園はなんと1793年に造成されたそうです。塙代官寺西封元により、 救民事業として造られた 日本最初の庶民公園。 園内の枝垂桜は 県の天然記念物に指定されている。
更に道なりに進みます。道路沿いに道の駅「天領の郷」がある。随分地元の食材がたくさん揃っていてあれもこれも買って行きたかったが、背中にしょって帰る元気は残っていなかった・・・残念。ぶらりが行ったのは、青春18きっぷの使用期間で今年の夏の暑さは半端ではなかった。次回は5月のツツジの季節に又訪れたいと思います。
ここ道の駅までは15分です。水郡線は本数が少ないので駅を出発する時に電車の時間を確認する事をお勧めします。
この日ぶらりはうっかりあの暑さの中帽子を忘れました。コミュニテイセンターのマチ子さんが持ち合わせているからと貸してくださいました。本当にありがとうございました。
また、電車を待っている間にあっという間にシュロの葉でバッタを作ってくださいました。今も大事に我が家に飾ってあります。マチ子さん写真よりもっと美人でした。まさにコミュニテイセンターの看板娘です。
世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。
忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。
運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。