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カメラの向こう側

第48回 筑波山麓のパワースポット (2015/04/22)

山そのものをご神体とする筑波山は、茨城県内を代表するパワースポットとして知られています。
筑波山といえば筑波山神社が有名ですが、それ以外にも山麓にはたくさんの神社仏閣が点在しています。お参りに行って、実際にご利益を授かったという人や、神様の存在を感じた!さらには、神様を見た!なんて方のお話も耳にします。
そこで、取材に行って印象に残った二つのパワースポットをご紹介します。

1.子育て・安産の神様 小田不動尊(つくば市小田4711)

コラム写真1l“小田のお不動様”として親しまれている小田不動尊。
ここには、つくば市の文化財に指定されている、磨崖不動明王立像が祀られています。
仏像は、巨大な花崗岩の壁面に直接彫られていて、12世紀前半(平安時代)の作とされています。高さは167.5cm、怒りの表情をたたえながら立つその姿は、今でも圧倒的な存在感を漂わせています。この磨崖仏は、普段は風化を防ぐために竹の簾で覆われていますが、毎年1月28日の「初不動の日」にのみご開帳されます。ご開帳は小田中部地区の人たちによって継承されていて、当日はお札やお守りなどが配られます。
小田不動尊の取材は初めてでしたが、地域の人たちがとても親切に歴史などを教えてくださり勉強になりました。

2.商売繁盛・五穀豊穣の神様 飯名神社(つくば市臼井1-1)

コラム写真2l飯名神社は、弁天様を祀る神社。筑波山では最も古い神社と言われています。毎年旧正月の初巳の日に例大祭が行われていて、神社の氏子たちによる「餅まき」では一年の福を授かりたいと願う大勢の人たちが詰めかけます。
例大祭は3年連続で取材をしています。今年は初めて、餅まきでお餅を受け取ることができました!お餅をゲットした人は、今年一年食べ物に困らないという言い伝えがあるそうです。
また、巳の日に神社のそばを流れる男女川でお金を清めると金運が上昇するという言い伝えもあります。私もちゃっかり、一万円札を清めてきました。
このほかにも、筑波山麓には多くの神社仏閣、史跡があります。皆さんも、ぜひ足を運んでみてください。

番組制作 佐藤 彩

◎このコラムでは、つくばのケーブルテレビACCSのスタッフより、放送現場の話題をお届けしていきます。