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ぶらり・ぶら~り

第146回 ムーミンが誕生した国って?/旅編Part3 (2016/09/26)

4日目 タリン ~ ヘルシンキ ~ カルヤー ~ フィシカルス村

予約していたタクシーは約束通り9時にやってきた。タリン発12時45分のフライト。
2001年のテロ以来、特に国際線のイミグレーションは混みます。言葉のわからない国なので少し早めに行くことにしました。ウレミステ空港は人でいっぱいでした。

日本でもそうですが今は機械でセルフチェックインをします。それらしいところでみんな自分チェックインをしていました。早速やってみましたがうまくいかない?こういう時は誰かに聞くに限る、手の空いた係員に声をかけます。

私たちのEチケットを見せると場所が違うことが判明。ギョ!どうもここは国内線だったようだ。分かりにくい英語での説明だったがどうにか国際線のチェックインを済ませることができた。

時間さえあればどうにかなるものです。お気楽ぶらりは良くこういうことがある。ホッとして洗面所へオシャレなドアと親切な踏み台にパチリ!

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ちょっと冷や汗ものでしたが、30分のフライトでヘルシンキ(ヴァンター国際空港)到着。ヘルシンキから電車とバスで時間は一時間半のフィスカルスへ向かう。

電車は空港から直接乗れた。空港から駅まできれいな通路で直結、事前のリサーチでは65歳以上は半額。これはラッキー、何が何でも半額のチケットを購入しなくてはと張り切る。

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ところが早々と電車ホームに出てしまった。ホームにあるのは自動販売機、これでは半額のチケットが・・・通りがかりの青年にチケット売り場を尋ねると自動販売で買うようにとのこと。仕方なくトライするがフィンランド語でさっぱり!優しい青年は三婆婆の為に気持ちよく手伝ってくださった。なんとこの自動販売機年齢が入れられ半額でGet。

ヘルシンキ駅から一つ先の駅Pasila駅で乗り換え、青年は心配そうに何度も私たちに念を押してくれた。一駅先のPasila駅に無事到着。駅名がフィンランド語と英語で表示されていた。

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電車は綺麗でPasila駅からは座席指定。私たちが利用した電車は全て座席指定なので満席になると乗ることができなかった。今になって理解したのだが、自動販売機で購入する時どうしても希望の画面が出てこない時がある。それは満席ということと納得。

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予定通りKarjaaに到着バスで約30分、目的地のアーティストの村フィスカルスで本日宿泊。NHKの番組で松下奈緒さんが訪れた番組を見て目的地の一つとなった。すると旅の仲間のK(彼女は彫金をやっている)前からフィスカルスに行ってみたかったとのこと。二人の行きたいところが一致、テレビ番組内で見ている時は歩いて直ぐ行けると思っていた (笑)

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電車やバスでの移動は私たちにとってなんの問題もなかった。バスでアーティストの集まるフィスカルス村に16時半到着、ホテルの部屋に落ち着いたのは既に午後5時を過ぎていた。

ヨーロッパは夏時間、レストランは午後7時から(スペインに比べたら早い時間) お食事とのこと。明日の下見がてら散歩に出かける、木々の緑、河の流れが美しい村です。

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今回の旅は自炊やバイキング形式のような食事がほとんどだった。そして2度だけ贅沢な食事をした、その一つがここフィスカルスでのデイナーだった。
トナカイの肉はここでしか味わえないものだった。残念ながら写真に収めたのはスープとデザートのみ。

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本日はタリンから長い旅路でした。レストランとホテルは目と鼻の先位置、ホテルに戻りシャワーを浴び就寝ZZZZZZzzzzzzz

5日目 フィスカルス ~ カルヤー ~ トウルク

私たちは一番にホテルの豪華な朝食をいただいた。
部屋で荷物をまとめ、早速フィスカルス村を歩き出した。
お目あての時計塔にはギャラリーやショップがあるが10時開館ということで、それまで町中を歩いて「アーティストの工房」に出会うことができればと期待しながら歩き出す。

しかし静かなこの村は散歩には申し分なかったが、人に出会うことは全くなかった。今は5月中旬オフシーズンでした。シーズン中にきても平日は同じらしい、「なあるほどねえ」ほぼ歩き終わり時計塔に10時に辿り着く。工房は諦めて中を見学、建物の中央にカフェで名物のシナモンロールをいただく。すると昨日ホテルに向かう時ホテルの位置をお尋ねした男性がオーナーさんだった。

フィスカルスのことは下記のサイトをご覧ください。
私達も行く前にこのサイトに出会っていればもっと効率よく遊べたかも?それでも、無駄な時間を過ごしたり、失敗したりの旅もいい思い出です。

http://fika10.com/Finland/trip_fi_16.html

一緒に旅をしているNとKはここの地名の由来にもなっているフィスカルスのハサミをお土産に購入。私は半年前に日本でハサミを購入したばかり、節約オタクの私は何も買わなかったが記念に買えばよかったかな?とちょっぴり後悔。

ギャラリーを見学、ショップでのお買い物の後カフェで一休み。名物のシナモンロールとコーヒーブレイク。1時のバスでフィンランド最古の都市トウルクへ向うことにした。

バス停の前にプレハブのような建物がある。輸入雑貨、紙アートの店それに観光案内所。昨日はお店が閉店後に到着したので見ることはできなかった。しかし中央のお店はTVで松下奈緒さんが出会った紙のアーティスト「エリヤ・フィヴラさん」感激の時間だった。フィシカルスを訪れた今回の旅が素晴らしいものになった。

1時のバスで駅に到着するとトウルク行きの電車が出たばかり、1時間駅で待つことになった。バスは4.7ユーロガイドブックによると駅までのタクシーは20ユーロ。それでも30分の道のり、20ユーロで行けるのだろうか?そんな迷いからバスにしたのだが結局何もない駅で1時間の時を費やしてしまった。

帰国して思い出しながら3点の反省をした。節約オタクもほどほどにしなくてはということだった。バスでなくタクシーを選択しなかったこと、記念にハサミを買わなかったこと、一番のミスはエリヤ・フィヴィラさんの作品を何か小物でも買い求めなかったことだった。

来年70歳を迎える私にどれほどの人生が残っているのか?断捨離も大事な課題だが無駄なものを求めるのも時によっては良いことではないかと…

エリヤ・フィヴィラと隣の雑貨屋のオーナー

エリヤ・フィヴィラと隣の雑貨屋のオーナー
彼女は写真よりずっと若かった

ぶらりさん自己紹介

世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。

忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。