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ぶらり・ぶら~り

第168回 神々の国ギリシャへ3 (2018/07/27)

5月22日(火) アテネ滞在/ エギナ島へ

ピレウス駅

私以外の3人は、本日三島巡りのクルージングツアー、7時にバスがお迎えが来る。簡単に朝食を終わらせ出かけて行きました。滞在したホテルからもう一組も参加していた。1時間半後、私も地下鉄M1で終点駅ピレウスへ。

エギナ島(Aegina)、またアイギナ島はエーゲ海のサロニコス湾に浮かぶギリシャ領サロニカ諸島の島。島はアテネの17km先にあり、人気のリゾート地として知られています。ギリシャ神話によると、島の名称はゼウスが恋に落ちた川の神アーソーポスの娘に由来すると言われています。

先ずはピレウスでチケットを購入しなくては行けない。チケットを取り扱っていそうな店舗の前に到着。
購入後、案内らしいおじさんが港への道と舟の種類を教え始めた時に、別のおじさんが話しかけてきた。「自分も港へ行くから案内する」と言っているようだった。これは御親切にと乗り場までご一緒することになる。そのおじさん自分も結構旅をして日本にも行ったよ…なんて会話をしながら波止場に到着。
大勢の人がベンチに座って自分の乗る船を待っている様子だった。出発までには約30分以上有ったので私達もベンチに座る。するとそのおじさん2ユーロを請求、驚きです。暫くは何の事か解らずいたが「そういう事か!」私とした事がうっかりでした。私としても素直に相手の要求に従うわけにはいかない!そこで先ず50セントを出して見た。相手はまるで取り合わなかった(うん!そうだろうな)。しかし、方向音痴の私だったらこんなにスムーズにたどり着かなかっただろう。
ここまで連れてきてくれた事に対してのお礼はやむ得ないと判断して1ユーロを渡した。彼はこれではという態度だったがここからは私が引かなかった。彼は仕方ないと引き下がった。こんなもんで済んだのは良しとして今後気を付けなくてはと反省。いつも良い人ばかりに出会っているので油断だった。

高速船/郵便物も運ぶらしい

高速船/郵便物も運ぶらしい

こうなると購入したチケットの信憑性に疑問が出てくる。ここにはチケット売り場のブースがいっぱい有った。持っているチケットを差し出すと、〇〇番のブースと教えてくれた。先ずはヒト安心。エギナまで高速船で40分、乗り場と船を確認して出発を待つ、ホッ!

エギナ島で「パルテノン神殿より50年前に作られたアフェア神殿と聖ネクタリオス修道院」見学予定。高速船は割と小ぶりで郵便物も運ぶようだった。島に到着して先ずバス停を確認しておこうと眺めると人だかり!まさにそのバスだった。チケットを購入して飛び乗る。

バスは満席で快適だった、前方に小さなバイクが走っていた、なんと自転車を運んでいる。運転手さんや観光客は全く関心を示さない、大丈夫なのだろうか?

半数が途中で降りてしまった、終点アフェア神殿に到着。帰りのバスが気になったが、先ずは神殿を見学。

チケット売場の男性は何となく学者さん風だった。多分この遺跡を愛して止まない学芸員さんが当番でいるのだろう。そして、少し行くと数人のグループが、この遺跡の勉強会をしている様子だった。聞こえてくるのはドイツ語?のようだった(あくまでも私の推測です)

エギナ島の高台に立つアフェア神殿は紀元前6世紀から5世紀にかけて建てられたものらしい。アルカイック時代後期の神殿の中でも最も優れた建築の一つだそうです。天気も良く高台からの眺めも素晴らしかった。エーゲ海を暫く眺めて帰りのバスが気になったので入口へ戻る。

チケット売場の男性にバスの時間を聞くと、解らないので前の売店で聞くように言われた。再度入場できるのかを確かめた上で売店へ。店の女性ふたりに聞いたが、バスの時間は解らない?とのこと。と、この島の名物ピスタチオ!を発見。お土産には買っていかないのでピスタチオのアイスを頂くことにした。すると食べ始めたばかりの時に、バスが来たことを知らされた。運転手さんにアイス持ち込みの許可を得て乗り込む。つぎの目的地は、聖ネクタリオス修道院。勿論食べ終わった後は持参の袋に入れてカバンの中へ。

アフェア神殿 http://www.mesogeia.net/trip/aegina/templeaphaia.html
https://lemonodaso.exblog.jp/23649180/

聖ネクタリオス修道院は寄附だけで建てられたという修道院。ここでバスを下車、アギオス(聖)ネクタリオスを祀っています。ここでも入り口にスカートが置かれていました。エギナ島の特産ピスタチオナッツはこの聖人が国外より持ち帰り、エギナ島に根付かせたと言われています。
修道院の詳細はサイトをご覧ください。http://www.mesogeia.net/trip/aegina/nektarios.html
見学後、つぎのバスを待つがなかなか来ない。中年カップルと女性のカップルも加わり待ちます。すると一台のタクシー「港まで一人2ユーロ」との声掛けに私と女性二人は乗ることにする。

ここにもスカートが!(修道院で女性はズボン禁止なので、入り口で巻きスカートを借りる)

バスストップ

港に戻り昼食処を探しながら路地裏を楽しむ。昼食に立ち寄ったカフェだったが居心地がよく、フェリー出発三十分前までのんびりしてしまった。方向音痴の私だから、カフェを出て、案の定フェリー乗り場の反対に向かって歩き始めていた。早めに気がつき乗り場にはギリギリに到着。戻りは大きなフェリーで1時間半のんびり船旅。船からみるアテネの街は白一色でした。

迷った路地

見た目よりボリュウム有の昼食

船から見える白い街並み

3島を巡った3人の帰宅は午後九時近かった。ホテルのレストランが11時まで営業だったのでこの旅最期の晩餐?をすることになった。先ずは赤ワインで乾杯!4人の元乙女達のおしゃべりは尽きない、程々のところでお開きして就寝。
5月23日(水)最後のアテネ観光→帰国

本日はいよいよ最終日です。8時半にホテルをチェックアウト。9時の約束でマリソルさんのご好意で事務所に荷物を置かせていただき、空港行きのバスに乗るまで各自自由行動。私は5日間有効のチケットが5か所残っているので、許された時間でまわることにしている。

個人行動が苦手な2人は24時間乗り放題の観光バスで行動、彼女たちは2周くらい観光バスで楽しんだ後、メインロードのウインドウショッピングを楽しんだ様です。

もう1人と私は、出発地点のシンタグマから歩いて市場へ再度行って、各々目的を達しそのまま更に歩いて古代アゴラにたどり着き見学。ここの遺跡と博物館をしっかり見学すると一日がかりになりそうです。全て理解したとは言えませんが、1時間半、私達なりに見学。真夏の様に暑い日でした。カフェで一息つき彼女とも別れ、残りのローマンアゴラ、ケラミコスの遺跡、アドリアヌスの図書館を見て回りました。きっとそれぞれに歴史があり物語があるのでしょう。

今からおよそ2500年以上前のものがいまだに当時の原型をとどめ私たちに何かを語り続けているのだと思います。恥ずかしながらしっかりと歴史も知らない私には良くわかりません。時々すれ違う-多分欧米の方だと思いますが-資料を見ながら回っている方々に出会い反省させられます。

http://www.mesogeia.net/athens/places/kerameikos/kerameikostop.html

https://allabout.co.jp/gm/gc/449803/

帰国のフライトは20時20分。17時ごろまで空港に到着予定なので、15時半にシンタグマ広場へ集合と、決めていました。集合時間には全員集合していました。オフィスへ荷物を受け取り来たときと同じ、X95番のバスに乗り空港へ向かいます。

今回は100%同じ行動をせず、それぞれの形で旅をしました。みんな良い想い出ができたのでしょうか?次の旅に繋がって欲しいと思っています。1週間駆け足の旅でしたが、それなりに楽しい旅でした。

乗り降り自由観光バス

乗り降り自由観光バス

何かを語りかける遺跡達

 

ぶらりさん自己紹介

世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。

忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。