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ぶらり・ぶら~り

第176回 水戸線の旅-石の山脈と親鸞 (2019/03/25)

毎年新年に笠間へ詣でているぶらりです。孫たちが中学生ごろまでは正月に笠間のホテルで家族と一夜を過ごしていました。しかし笠間の隣駅「稲田」の「石の山脈」は全く知りませんでした。今回は石の街稲田をご紹介します。

笠間市観光文化:ホームページから

水戸線稲田駅で下車、駅に隣接した「石の百年館」が左手にあります。2014年にオープンした真新しい交流センターです。ぜひ立ち寄ってはいかがでしょうか?

駅前からまっすぐ進みます。信号を渡り歩き始めると大きなトラックが頻繁に走ってきます。ちょっと怖いので左側を見ると、酒店の路地があったので入って行きました。右折するとこの道が旧トロッコ道につながっていました。

道は、自然と山脈のある(株)想石 へ導かれます。前もってお電話でお願いしていた会社の取締役Iさんに案内していただきました。案内中も電話でのオファーが絶えないようでした。
私達が訪れた前日にNHKで紹介されたらしくて余計に問い合わせが押し寄せていたようです。お忙しい中本当にありがとうございました。

現在、現役で石の採掘がされている場所は有料で見学することができます。見学者が楽しめる無料の見学場所も有り、ぶらりの写真ではあの素晴らしさを撮ることができませんでした。下記のサイトアドレスで情報も含めてご覧ください。
http://www.kasama-kankou.jp/upsys_pro/index.php?mode=detail&code=513

見学後は(株)想石さんから元の道を渡り左手の山道へ入ります、稲田の周遊コースになっているようです。山道を歩いていくと右手に緩やかな登り道、導かれるままに進むとそこは稲田神社の「クシナダヒメ」夫妻を祀ったと言われる「奥の院」でした。詳細は「笠間市稲田・ほっこり日和」をご覧ください。私は 山脈を先に訪れたので「ほっこり日和」の後ろから歩き始めたようです。

おすすめコースの番号を若い方へ進みながら稲田神社に到着。大きな神社です。そばにそびえる巨大な椎木が圧巻でした。

さて稲田神社の鳥居を出て右へ約10分程のところに「稲田御坊」と呼ばれる稲田禅房西念寺です。ここは親鸞聖人がご家族と共に約20年お住まいになられたところです。以前、河合を歩いた時も親鸞聖人のお名前が出ました。親鸞聖人はこの茨城に20年もご縁があったのですねえ。
親鸞聖人は茨城各地で長らく布教をなさったようで県内にはたくさんの伝説が残っているようです。

http://www.kasama-kankou.jp/upsys_pro/index.php?mode=detail&code=471

この西念寺に親鸞聖人は約20年家族と過ごされました、ここで過ごされた聖人の教えを今も伝え続けておられます。稲田の人々とのふれあいやエピソードなど伝説も残されているようです。

よくあるすごい人だったなどの伝説とはひと味違うようです。今回最後の稲田歩き山門をくぐり立派な本堂の居心地がよく自然と静かな時間を過ごしてしまいました。

西念寺をおいとまして駅へ向かいました。途中さすが石の街です、街中で数々の石の作品に出会いました。

ぶらりさん自己紹介

世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。

忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。