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ぶらり・ぶら~り

第179回 おばあちゃんの Camino de パッチワーク (2019/07/01)

今年8月に72歳になります。2006年還暦の記念にと始めたcamino歩きでした。フランスの道が始まり、どんなに辛くても最初はコツコツと歩いたものでした。この歩きにすっかりはまり未だに続けています。それでも途中初心を忘れてしまったかのように先を急ぎバスなどを使って先へ進むこともありました。2年前パスしたSalamancaからSamoraまで歩きました。やっぱり歩いてよかったと感じました。今まで乗り物で先へ進んだ区域をパッチワークのように紡いでみたいと思います。

今まではいつも誰かと歩いていたcaminoでしたが、私の体力も日々減退しています。全て一人で無理をせず歩くことにしました。紡ぐ歩きの前にまだ歩いていない短いコース「イギリスの道」から歩くことにします。

イギリスの道(Camino Ingres)

イギリス、アイルランドの諸都市から船でビスケー湾へ上陸した巡礼者は、ア・コルーニャやフェロールからSantiagoに向かって歩きました。日程も十分なので先ずフェロール から始めて途中ア・コルーニャからも周り約151Kを、からだ慣らしに歩くことにしました。

ア・コルーニャからsantiago compostelaまで約75K、Ferrolから約120Kです。現在は巡礼の証明書をもらえるFerrolから歩く巡礼者がほとんどだそうです。

成田を13時に発ち当日夕方6時半頃マドリッド到着です。夏時間で10時頃まで明るいスペインです。宿は予約せずそのままFerrolへバスで移動です。今回の為にフリースマホを手に入れました。バスの出発は0時なので出発まで大分、時間がありました。バス乗り場の確認をしてもらったり、フリースマホに入れるフリーSIMを購入しセットもしてもらいました。あまり詳しくない私ですが運良く日本人の若いカップルが来店していたので、助けてもらいました。

ASLAのバスのFerrol迄のチケットは、前日に予約を済ませておきました。しっかりプリントをしてバスの出発を待つだけです。深夜バスは初体験です、バス乗り場に徐々に人が増えてきました。やはり予約をしていて良かった。

真夜中の空港内のバスターミナル

真夜中の空港内のバスターミナル

バスは定刻通り出発し、目的地フェロール に到着しました。途中寒くなることもありましたが夜行バス初体験は終了です。予約したホテルはバスターミナルから近く、すぐに見つけることができました。予約したホテルのチェックインは4時からというので荷物を預けてもらうことにした。Barも併設していて2ユーロの朝食をいただき、フェロール の出発地点を探すことにする。

先ずはinformationを探さなくてはと潮の香りに引かれながら海を目指す。ちょうど8時半頃巡礼者達が歩き始める頃だった。出会った巡礼者にinformationを聞き早速行ってみる。

明日は私も出発です。informationは直ぐに見つかった、日本人は珍しいのか直ぐに巡礼者と理解してくれて町の人が親切に教えてくれた。オフィスの斜め前に出発地点の石碑が建っていて、その先には嬉しいホタテのマークがあった。

宿も4時まで入れないしFerrolの出口まで歩くことにした。
informationで頂いた地図を頼りにフェロルの観光も兼ねてイギリスの道スタートです。

この町は元々は漁村だったようで、後に軍の要塞として重要な場所となったのでしょう。
そして今は素敵なリゾート地のようです。

イギリスの道スタート地点

ホタテのマークに沿ってferrolをくまなく歩き昼過ぎにはこの町の出口に到達。
明日はここから出発です、caminoを歩きながら町の観光もしてしまいました。

ホテルの近くのレストランで食事をしたのが14時を過ぎ!
ゆっくり食事をして16時やっと部屋に入れました。昼食をたっぷり頂き夕食はパスです。
明日の出発地点も確認して、本日は就寝!

公園の緑の中にもホタテのマーク。 

公園の緑の中にもホタテのマーク。

塀の中は軍事関係のようです。

塀の中は軍事関係のようです。

ぶらりさん自己紹介

世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。

忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。