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ちあきの星空コラム

第204回 夏の星座が登場! (2020/07/03)

梅雨が明けたら夏の星座

梅雨明けの星空は、夏の星座で彩られています。
夏の代表的な星々として、夏の大三角があります。こと座のベガ、わし座のアルタイルそしてはくちょう座のデネブを結ぶ大きな三角形は最もみつけやすい夏の星空の目じるしといえます。日本ではベガは織姫星、アルタイルは彦星として七夕の伝説と共に親しまれてきた星でもあります。
また、南の空にはさそり座やいて座が見られ、天の川はさそり座付近からはくちょう座のデネブに向かってはっきりと見えますが、都会地では光害(まち明かりなど)の影響を受け、見ることができない地域が多くなってきました。
おうちで星見というのがコロナ禍の中では仕方ないかもしれませんが、郊外地にお出かけの際などには、ぜひ星座と共に天の川もみつけましょう。

夏の大三角付近の写真(天の川が写っています)

夏の大三角付近の説明星図

夏至の日に部分日食が見られました

6月21日(日曜日)には部分日食が見られましたが、みなさまは見ることができましたか?
関東地方はお天気が悪く、見られなかった方も多かったことと思いますが、私は新潟県田上町まで遠征し、無事に見ることができました。
写真をご覧ください。

最も欠けた17時10分の写真

日食の進行状況を10分おきに撮影した像を合成して1コマの中に表現しました

日食の進行を天体望遠鏡を使って撮影しました。

直接見ると危険な太陽は、撮影モニターから見ることができました。

今年の夏は木星、土星が見ごろとなります

木星と土星の位置

今年も夏のシーズンに木星と土星が見ごろとなります。
木星はいて座に、土星はおとなりのやぎ座にあります。
惑星であるこのふたつの星は周囲の星座を形づくる恒星よりも明るく見えますので、とても目立つ星となっており、午後9時頃に南東の空を見上げる輝いているふたつの星をみつけることができることでしょう。
天体望遠鏡で見るとその姿を拡大して見ることもできます。

7月の惑星

惑星の中では先に説明した木星と土星が観測に最適のシーズンとなってまいりました。
各惑星の位置を確認して、肉眼で星座の中の位置関係を確認することも楽しみですが、さらに、天体望遠鏡での観察、観測も楽しみです。
各惑星の見え具合を次にご案内します。

水星

7月1日に内合を迎えますので、7月半ばまではみつけにくいのですが、7月23日には西方最大離角を迎え、明るさも-0.8等級まで明るくなります。
明け方の東の空にご注目ください。

金星

6月4日に内合となったのち、明けの明星として明け方の東天で輝いています。7月10日には最大光度(-4.7等級)を迎え、煌々と輝いている様子を見ることができます。

火星

うお座からくじら座付近にみつけることができます。ほかの星々にくらべて、赤く明るく輝いていますので、目立ちます。
10月6日の最接近の日にだんだんと近づいてまいりますので、楽しみです。
明るさはおよそ0等星です。

木星

-2.6等級の明るさで輝いており、土星と並んでいるように見えますので、とても目立ちます。
天体望遠鏡で見ると本体に縞模様があることと、木星周囲には木星の月が輝いている様子がわかります。

土星

木星のすぐ近く、やぎ座からいて座に移動していきます。
明るさは0.2~0.1等級で、天体望遠鏡を使えば環を持ったユーモラスな形を確認することができます。

7月の星空

7月の星空については巻頭でも説明したように夏の星座が見られるようになります。
天の川や星座の位置を星座早見盤や下に掲げる星図で確認してみましょう。

7月の天文情報

(月齢は正午の値)

曜日月齢天文現象など
9.8半夏生(はんげしょう、太陽黄経100度)
10.8
11.8
12.8
13.8満月 月の赤緯が最南  月と木星が接近
14.8月と土星が接近
15.8小暑(二十四節気) 七夕
16.8金星が最大光度(-4.5等)
17.8
1018.8
1119.8
1220.8月と火星が接近 月が天の赤道を通過、北半球へ
1321.8下弦の月 月の距離が最遠
1422.8
1523.8
1624.8
1725.8細い月と金星が並んで見られる
1826.8
1927.8夏の土用 月の赤緯が最北
2028.8
210.4新月
221.4大暑(二十四節気)
232.4海の日 水星が西方最大離角
243.4スポーツの日
254.4月の距離が最近
265.4月が天の赤道を通過南半球へ
276.4上弦の月
287.4
298.4
309.4みずがめ座δ南流星群が極大
3110.4

7月の星図

南の星空

7月の南の星空(背景黒)

7月の南の星空(背景白)

北の星空

7月の北の星空(背景黒)

7月の北の星空(背景白)

7月の中旬、午後9時ころの星空です。南の空と北の空の星図がありますので、観察する空の範囲によって使い分けましょう。月明かりの影響はカットし、月の姿も表現していません。このコラムの中で使用する星図は、㈱アストロアーツの許諾を受け、天文ソフト「ステラナビゲータ11」を使用しています。星図をクリックすると大きい星図になりますので、プリントアウトして星座さがしに活用しましょう。