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カメラの向こう側

第107回 「映画を語る」 (2020/08/17)

番組制作 飯泉 彩

このコラムを執筆しているのは6月中旬。新型コロナウイルス感染症による緊急事態が解除となり、移動の自粛が緩和されて少したった頃です。みなさんはこの数か月、どの様に過ごしていましたか?私は、毎日不安な日々を送っていました、どのメディアを見てもコロナ コロナ、ステイホーム。自分を含め、周りもストレスがたまってきているのが分かるし、今まで当たり前だと思っていた日常が、どんなに恵まれていたのだろうと、しみじみ思い知らされました。

ストレスで心も体もおかしくなりそうな(なっていたかもしれない!)私でしたが、担当番組「月刊チラシズム」の更新は頑張りました。2月下旬から次々にイベントが自粛、さらに公共施設等が休館となり、これまでのようにイベント情報をご提供することはできなくなってしまいましたが、密かに温めていた企画を実行しました。その名も「月刊チラシズム特別編 映画を語る」です。番組出演者の冠木新市さんが、50年以上に渡って映画のチラシを集めていることは聞かされていましたので、その“お宝”をどうにかして番組にしたい、と思っていました。

特別編は、5月初めから放送を開始して、6月中旬までで計13本制作、放送しました。「宮本武蔵シリーズ」「007シリーズ」「日本の時代劇に影響を受けた、夕陽のガンマン シリーズ」「大林監督と角川映画」「ホラー映画に影響を受けたティム・バートン監督」「地獄の黙示録とコッポラ監督」などなど、様々なテーマで映画を紹介しました。なんと、番組をご覧の視聴者の方から、映画のチラシ約200枚をご提供いただくというサプライズもありました。
冠木さんの独特な視点で紹介される映画の中には50~60年前の古いチラシもあり、とても興味深いものでした。

「映画を語る」の放送を開始した5月初めは、「外出はできるだけ自粛して、家でゆっくり映画を見ましょう!」とPRしていましたが、外出ができるようになった今は、映画もいいけど、外で思いっきり遊びたい!バーベキューしたい!と思う今日この頃です。

◎このコラムでは、つくばのケーブルテレビACCSのスタッフが放送現場の話題をお届けしていきます