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カメラの向こう側 〜つくばのケーブルテレビから〜

第14回 祝TX開業

今月24日、いよいよつくばエクスプレス(TX)が開業します。TXは常磐新線、その以前は第2常磐線とも呼ばれていた時代がありました。その時代からTXの動向を注視してきた1人として、開業は感慨深いものがあります。 放送記者
放送記者 小野省治

「TXがとおる街」より
「TXがとおる街」より

1985年に開催された科学万博を契機に、筑波研究学園都市を構成する旧町村が合併してつくば市が誕生しました。しかし、都心へのアクセスは弱く、鉄道がないために「陸の孤島」とのイメージが強かったものです。TXはこうした問題を解消するため、鉄道整備と沿線の宅地開発を一体的に進める目的で計画が進められてきました。

運営会社の設立、起工式、レール敷設工事…。歳月が流れ、TXの開業が「夢」から「現実」に。東京・秋葉原駅からつくば駅までの58・3キロを45分(快速)で結ぶTX。全20駅が整備され、線路は高架やトンネルで建設されており踏切がなく、車両は自動列車運転装置(ATO)によるワンマン運転。自動列車制御装置(ATC)を備え、制限速度を超えた場合、自動的にブレーキがかかるという最新の安全システムで運行します。

茨城県やつくば市などでは、TX開業にあわせ、さまざまなイベントを企画しています。特につくば市では従来2日間の開催だった「まつりつくば」を5日間に拡大して開催します。毎年、「まつりつくば」を生中継しているACCSでは、例年を上回る内容で臨みます。TX開業に立ち会えることは大きな喜びです。この興奮を市民にぜひ伝えたいと思います。

2005年8月29日

◎このコラムでは、つくばのケーブルテレビACCSのスタッフが放送現場の話題をお届けしていきます。