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ちあきの星空コラム 田中千秋(たなかちあき) | ![]() |
第18回 冬の星座案内
冬の星座案内 冬の星座は、四季の星座の中で最も明るい星が多く、見つけるのが簡単です。
星座を写真に撮ってみる
星座は、普通の写真のようにパチリと撮れるわけではありませんが、三脚に取り付けて固定し、10秒から20秒間くらいシャッターを開きっぱなしにすれば写すことができるのです。 デジタルカメラでもフィルムカメラでも構いませんが、全自動式のコンパクトカメラでは長時間シャッターを開いておくことができませんので、バルブ(B)露出のできる一眼レフカメラやマニュアル操作のできるカメラを用意しましょう。 カメラを三脚に取り付けて、ケーブルレリーズをシャッターボタンに取り付ければ準備が完了です。あとは、ピントを∞(無限)に合わせ、絞りは開放のまま目的の星座にカメラを向けてシャッターを開き、約15秒程度露出してシャッターを閉じます。 これだけの操作で、星は写っているはずです。作例写真は、オリオン座を20秒間露出で撮影したものです。 失敗を少なくするためには、まちの街灯の明かりなどが視界に入らないところを選んでカメラをセットし、カメラがぶれないように注意してそっとシャッターを開きます。 この方法で、ぜひ、星座写真を撮ってみてください。
1月の星空 クリックすると、星図が変わります。
マックホルツ彗星を見つけよう 先月のコラムでもお知らせしましたマックホルツ彗星は今月の24日に太陽に最も近づきますので、大きな尾をひいた姿で明るくなることが期待されます。3等星くらいまで明るくなれば肉眼でも充分見つけられるようになりますが、もうちょっと暗いときでも双眼鏡や天体望遠鏡を使えばはっきりと見ることができます。 1月6日には、すばるのそばを通り、1月20日頃はペルセウス座の中を通過します。毎日観察すると移動していく様子がわかります。 彗星の位置は、アストロアーツのホームページ http://www.astroarts.co.jp/ を参照してください。 2005年1月4日 |
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田中千秋氏の略歴 | ![]() |
田中千秋(たなかちあき) 男 子供の頃、オリオン座の日周運動に気がついたことから星に興味をもち、その後、中学生時代に天体望遠鏡を自作して天体観測や天体写真撮影を始め、以来、現在まで天体写真を継続して撮り続けている。 |