
11月4日の夕空
細い月と一緒に木星、金星が見えています。この後、木星は日々、西の地平線に近づいて低空に輝くようになります。金星は逆に日々、高度角を増して見やすくなってきます。なお、12月に入ってからも月と木星あるいは金星の集合する姿は見ることができ、12月1日、2日及び12月31日の夕空の光景もぜひご覧ください。 
11月14日午前6時の西の空
木星、金星が見えています。満月過ぎの明るい月に隠されるすばる(プレアデス星団)は、ちょっとまぶしすぎて見にくいのですが、双眼鏡を使えばすばるの星を確実にみつけることができるでしょう。 |
11月に入ると、夜はとても寒くなってきますが、この季節には全天が快晴の夜も多く、夜空いっぱいの星空を眺めることができます。晴れた夜はぜひスターウオッチングにチャレンジしてみましょう。
今月は、月初めに細い月と惑星の共演が見られます。
11月1日(土)の夕焼け空には三日月と金星が並んで輝きます。南西の方向、高度角が10度くらいの低い空での美しい光景が見られますので、見晴らしの良いところで観察しましょう。
次に11月4日には月が木星と並びます。南南西の空に、やはり夕方のみ見ることができますので、お見逃しなく!
さらに11月14日(金)の明け方には西北西の空で月がすばる(プレアデス星団)を隠す星食が見られます。満月直後の丸い明るい月との対比となりますから肉眼ではなかなかすばるの星が見つけにくく、双眼鏡を使って確実に現象を観測しましょう。夜が明ける直前の現象ですが、早起きをしてぜひ観察を楽しみましょう。
なお、11月から来年の3月中旬ころまでは夕空の金星が見ごろとなります。一般に宵の明星と呼ばれていますが、この金星の明るさは他の星を圧倒するマイナス4等級の明るさで輝きます。
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