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つくばでバードウォッチング 片山 秀策

第16回 ちょっと変わったバードウォッチング

今年の冬は非常に寒く、早朝庭の芝生が霜で真っ白になっている日が多いようで、まだまだ寒い日が続きそうです。元旦に、乙戸沼の回りを散歩しましたが、コハクチョウが63羽、オオハクチョウが1羽きていました。年末には洞峰公園の池にもコハクチョウが9羽きていたようです。

2006年1月1日の乙戸沼
2006年1月1日の乙戸沼

この季節は、木が葉を落としているので夏よりも鳥が見つけやすいし、公園の池などにはカモが沢山いるので、寒ささえ我慢できればバードウォッチングに適した季節だと思います。是非、双眼鏡を胸に、散歩に出てみてほしいと思います。

今回は、どこでもできるバードウォッチングを紹介したいと思います。私は、出先の建物や店先などにある色々なものの中から鳥を探してバードウォッチングしています。これを勝手にユビキタス(何時でも、何処でも)・バードウォッチングと呼んでいます。注意してみていると、ちゃんと種が判るものから、架空のものまで実にいろいろな鳥が街にあふれています。

建物、街の中を走っているトラックやバスに、ダチョウやカワセミがいたり、公園の手すりにスズメがいたりします。もちろん、雑貨店やおもちゃ屋には、鳥の置物やぬいぐるみが沢山あります。アクセサリーにも鳥が沢山います。洋品店に行くと、鳥柄のネクタイやTシャツなどもあります。その種類の多さには驚くほどです。お菓子やお酒などにも沢山の野鳥が隠れています。

歩道で見つけたスズメ
歩道で見つけたスズメ
地ビールのフクロウ
地ビールのフクロウ
お菓子になったトキ
お菓子になったトキ
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博物館や美術館に行ってもつい鳥を探してしまいます。展示されている絵画、陶磁器、工芸品は、鳥をモチーフにしたものが多いので、楽しくなります。仁清の国宝「色絵雉子香炉」は、実にリアルなキジになっています。先日も東京国立博物館で開催された「北斎展」でも、バードウォッチングしてしまいました。間違いを見つけてひとり喜んだりしていました。

日本画のオシドリ

切手になった日本画のオシドリ

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お寺や、神社にも鳥が見つかります。日光の東照宮は、眠り猫や三猿などが有名ですが、実はカモ類、サギ類などが至る所に見つけることができます。もちろん識別不明な鳥も多いのですが、ちゃんと識別できるものも多いのです。

JRの駅のホームでキヨスクの売店、それも閉店したシャッターにイカルがいます。イカルの鳴き声が「キーヨスクー」と聞こえるということで選ばれたようです。これは、早朝の開店前か夜遅くの閉店後にしか見ることができません。

これまでユビキタス・バードウォッチングで随分沢山の野鳥を見てきました。始めた頃は、これらの鳥達をフィルムを使うカメラで撮影していましたが、デジカメがでてからもっぱらデジカメで撮影しています。撮り溜めた鳥達を一部ホームページで紹介しています。整理できていないものも含めると2000羽以上は見ていると思います。

2006年1月10日

片山秀策さんのプロフィール


北海道で暮らしていた時に、庭に来る鳥を見てバードウォッチングに開眼して以来、野鳥の虜に。

死ぬまでに日本で記録のあった鳥を全部見たいと不可能な企てに挑戦中。

日本野鳥の会茨城支部会員、NPO宍塚の自然と歴史の会監事、つくば農林野鳥の会代表幹事

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