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つくばでバードウォッチング 片山 秀策

第22回 バードウォッチングの夏休み

梅雨で不順な天気が続いています。雨が降っているとバードウォッチングに出かけようという気分にはなりません。野鳥の子育ても一段落で、野鳥の鳴き声もあまり聞こえなくなります。また、木々や野原の緑も濃くなって、その中に野鳥が隠れてしまい、よく見えなくなります。それに、梅雨が明けると気温も上がり、炎天下で野鳥を探すのもつらくなります。

ということで、バードウォッチングも気分的には、夏休みという感じになります。だからといって、野鳥が居なくなったわけではありませんから、山や海に出かけたときに双眼鏡を持って行くと、海水浴場で珍しいキョクアジサシがいたりと、思いがけない出会いがあったりします。8月の中旬を過ぎると、シギ・チドリや気の早いタカの渡りが始まりますから、珍鳥を見たいバードウォッチャーはうかうかできません。

バードウォッチングの夏休みには、これまでのデータを整理したり、秋の渡りの前に図鑑で識別の勉強をしたりしておくと良いかもしれません。つくば市の図書館には、図鑑や生態に関する本、探鳥地ガイドなど野鳥関連の書籍が沢山あります。暇なときに一冊借りてきて読んでみると、バードウォッチングの楽しみが広がること請け合いです。

特につくば市内でよく見ることのできる、スズメ、カラス、ムクドリなどについて勉強すると楽しいと思います。つくば市立図書館にある本をいくつか紹介しておきます。

○唐沢 孝一 都市鳥ウォッチング 講談社
○唐沢 孝一 早起きカラスはなぜ三文の得か 中央公論社
○唐沢 孝一 スズメのお宿は街のなか 中央公論社
○唐沢 孝一 ネオン街に眠る鳥たち 朝日新聞社

探鳥地ガイドは、ちょっと古いのですが何冊かあります。比較的行きやすい探鳥地について、鳥見に最適な季節、どんな種類の鳥が見られるのか、おもな交通機関と所要時間、周辺の見どころなどの情報があります。ちょっと遠出するときに便利です。

○日本野鳥の会編 日本の探鳥地 東日本編 日本野鳥の会
○探鳥地図館 首都圏 小学館

これから本格的に暑くなります。アウトドアに出かけるときには、熱中症にならないように、帽子をかぶって、水分の補給に気をつけてください。できれば必要以上の日焼けと、ヤブ蚊など虫さされを避けるために長袖のシャツをお勧めします。

2006年7月18日

片山秀策さんのプロフィール


北海道で暮らしていた時に、庭に来る鳥を見てバードウォッチングに開眼して以来、野鳥の虜に。

死ぬまでに日本で記録のあった鳥を全部見たいと不可能な企てに挑戦中。

日本野鳥の会茨城支部会員、NPO宍塚の自然と歴史の会監事、つくば農林野鳥の会代表幹事

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