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つくばでバードウォッチング 片山 秀策

第46回 双眼鏡の使い方

立秋が過ぎ一日の長さがだんだんと短くなってきました。日暮れが早くなるのは悲しい感じがします。秋風が立ち始めると、鳥達は南に向かって渡を始めることでしょう。
時々つくば市周辺の探鳥会のリーダーをすることがありますが、「つくばでバードウォッチング」を読んでくれているバードウォッチャーに会うことがあるのはうれしいものです。バードウォッチングの参考にしてくれているようです。
今回は、探鳥会の時に質問があったり、気がついた双眼鏡の使い方について幾つか書いてみたいと思います。

双眼鏡が重くて首が痛くなったら

首が痛いからと、双眼鏡を手に持って歩いている人を時折見かけます。手に持っていると、双眼鏡を木にぶつけて故障の原因になります。よく見ると、軽い双眼鏡なのですがネックストラップ(吊り紐)が細いことが、首が痛い原因となってました。買ったときに付いてきた細いネックストラップをそのまま使っていて、首が痛くなる場合には、首の部分が幅の広い物に替えると良いと思います。
双眼鏡用の首の部分が幅の広いネックストラップを探すのは大変なので、一眼レフカメラ用のネックストラップを使いましょう。一眼レフカメラ用のネックストラップは、カメラを扱っている電器量販店やカメラ専門店にあります。大きなカメラ店ですと、色々な色やデザインのネックストラップがあって迷うくらいです。値段は2000〜3000円位です。もちろんもう少し安い物もあります。値段は少々高いようですが、首の痛みに耐えずに快適にバードウォッチングできる方が良いのではないでしょうか。


写真1 首の当たる部分が幅の広いネックストラップ

口径の大きく明るい双眼鏡は重く、1キログラム近くあるものもあったりして、屈強な男性でも一日首から下げていると肩が凝ってしまいます。そんな時にピッタリなのが、写真2の「ハーネスストラップ」、「たすきがけ双眼鏡ストラップ」、「ホルスター型ストラップ」と呼ばれるものです。双眼鏡をたすきがけにして肩から下げることになるので、首に負担が全くかかりません。「ハーネスストラップ」は、それほどポピュラーではないので、ネット通販で買うのが便利でしょう。これは3000円から5000円位の価格です。


写真2 首に負担がかからないハーネスストラップ

眼鏡をかけているので双眼鏡が見づらい

つい先日も、眼鏡をずらしながら双眼鏡を見ている人がいて、非常に見にくそうなので、その人の持っている双眼鏡を見ると、接眼レンズのアイカップ(接眼眼当て)が買った時のままでした。接眼レンズには、横から眼に光が入らないように、写真3の様にゴムのアイカップが付いています。これは裸眼の人には良いのですが、眼鏡をかけていると接眼レンズと眼の距離が離れてしまうので、接眼レンズが小さく見えて、非常に見づらくなります。


写真3 接眼レンズのアイカップ

眼鏡をかけているときには、写真4の様にゴムのアイカップを折り曲げると、接眼レンズと眼の距離が近くなって、よく見えるようになります。


写真4 接眼レンズのアイカップのゴムを折り曲げた状態

新しいデザインの双眼鏡では、アイカップが写真5のように、スライド式になっていて眼鏡をかけていても無理なく見ることができるようになっています。


写真5 スライド式になったアイカップ

ちょっとした道具の工夫で楽しくバードウォッチングできるようになります。時々、道具のことについても書きたいと思います。それと、バードウォッチングについての質問があれば、お答えしたいと思います。

2008年8月26日

片山秀策さんのプロフィール


北海道で暮らしていた時に、庭に来る鳥を見てバードウォッチングに開眼して以来、野鳥の虜に。

死ぬまでに日本で記録のあった鳥を全部見たいと不可能な企てに挑戦中。

日本野鳥の会茨城支部会員、NPO宍塚の自然と歴史の会監事、つくば農林野鳥の会代表幹事

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