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ぶらり・ぶら〜り by ぶらり

第58回 外出中に帰宅難民になったら?

今回はちょっと話題を変えて、といっても、ぶらり旅に出た時にも大いに関係のあることです。
出先で地震などの非常時にどうする?
14年前の阪神・淡路大震災時の経験から「サバイバルウオーク」の名で本番実践訓練として東京都庁前から自宅までの訓練が「帰宅難民の会」の主催で実施されている。

ぶらりも10年前2年続けて参加しました。
一年目は柏でリタイア,2年目は取手でリタイア!徒歩による帰宅は容易ではなかった。
しかし、もうやめようとは思わなかった
翌年から、歩き大好きのぶらりは自宅近辺へ出かけた時に徒歩で帰宅をする訓練をしてみようと思いついた。

ぶらりの「みちくさ」主催でサバイバルウオークは今年1月10日(土)第8回目を迎えました。
第一回石岡から第2回成田 第3回デイスニーランド 第4回 筑波駅 第5回TX守谷駅 第6回笠間、第7回石下豊田城と続けてきました。今年は1月10日(土) 10回を迎える、まくらがの里花桃ウオークのある古河から帰宅することになった。

8回目ともなると参加者は大体決まってくる。ウオーカーは普通の歩きと違って、同じ目的に向かって楽しむ事のないこのサバイバルに、だんだん興味を失ってきたらしい。又、毎年同じ参加者で行われるこの行事も徐々にみんなの気持ちが長距離歩きの年中行事となってきた。ぶらりは、それもありかなと思っている。

毎回我が家への道を学ぶということ、そして自分がどれくらいの歩行能力があるのかを認識する機会でもある。ここ数年同じメンバーなので、お互いが年を重ね体力が徐々に落ちていく中、多くのことを学んでいると思う。

古河に到着したのは7時40分ごろでした。
軽くストレッチをして8時に出発です。1時間ごとに疲れていなくても休憩を取ることを確認してスタートしました。

まずは頭の中に354号線を意識して歩きました。しかしなるべく車の通らない道を歩きたいと思っていました。354号線が境の方に円を描くように通っていることから塚崎地区に入り、常総線中妻駅と294号線の近くまで行けば、354号線と合流する予定でした。

1時間ごとにコンビニがあり、トイレ休憩をして水分や甘いものを取りながら追い風に助けられながら進みます。
この時、皆でコンビニは大体1時間くらい歩いたところを設定してあるのかな?などと、まことに我々の都合の良い間隔にあるコンビニに感謝して歩いておりました。境泉田近辺で昼食を取りまだまだ全員元気です。全工程の4分の1くらいの距離を歩き終えていました(12時半ごろ)

4時間半経って4分の1。単純に計算して帰宅予定は22時ということです。もともとサバイバルは何時に到着しても良いのです。新宿から帰宅する時は今日の内に帰れるかな?という設定で始まるのですが、体力気力が持たなくてリタイアをしていました。

このウオークは非常時にいかにして我が家にたどり着くかということですから、歩き通すことに執着することはないのです。途中で交通事情は復興することもあるわけですし、又この訓練は自分の歩行能力を知ることにあるのですから、ここまでと思えば、そこからいかなる手段を用いて帰宅することは一向に構いません。

そう頭では理解していても、なかなかこのメンバーはがんばり屋です。しかし、助けてくれていた追い風もきっと体を消耗させていたと思います。猿島の庁舎を過ぎて20号線に入った頃(てっきり136号線だと思っていましたが標識の20号を見て少し気落ちしてしまいました)方角に迷いを生じました。既に時刻は15時でした。

こぎれいなアパートがあり道を聞くことにしてベルを鳴らしました。なんと出てきたのはパキスタン人のAmwar君、日本に来て4年だそうです。彼、説明するより連れて行ったほうが早いと思ったか、車で送ってくれるというのです。ちょっと迷いましたが、既に時間も大分過ぎているので途中まで連れて行ってもらうことにしました。
都合よく彼の車はワゴン車で我々6人は十分乗れる車でした。

彼はつくばまで送るつもりのようでしたが、それでは私たちの本日のサバイバルも終わってしまいます。
それにつくばの中心地へ行ってしまっては、返って遠くなってしまいます。
石下まで送ってもらって感謝感謝でした。何かお礼をと思ったのですがたいしたものも無くお団子屋さんに停めてもらいました。彼はお団子を食べないそうです。チョコレートならと、やっと受け取ってもらいました。

袋に入ったパンなど差し出したのですが、彼はイスラム教の信者らしく豚の油が入っていそうなものは一切受け付けないそうです。思いもよらない展開になって来ました。

彼とはそこでお別れ、私たちは名物のお団子でお茶をしてつくばの我が家へ向かいました。つるべ落としの夕焼けに映し出される富士山のシルエットに心がほのぼのとしていました。
しかし、それから我が家までが遠かった。とりあえず全員無事に帰宅!
5年前、東京ディズニーランド(約70キロ)から帰宅した時、体力が無いことを実感いたしました。
来年からは少し近いところにしようと主催者のぶらりはひそかに思ったのでした。
本日のサバイバル約50キロでした。

このような長距離を歩く必要は無くたまには駅から、デパートからと近くの出先やバスで行くところを1時間くらいなら歩いて見るとか一年に一度くらいチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

以前NHKで、東京都において地震などの非常時が発生した時すべての人が我が家へ向かうとどうなるか、というシミュレーションをしました。皆が一斉に我が家に向けて歩き出すと、道路は満員電車並みの混雑になるとの事でした。
そこで、非常事態が発生した時、まずは落ち着いて状況を把握すること。
その場で何が自分にできるのかを冷静に判断して、ボランテイア等の行動をする。その後歩いて帰宅することが良いと判断されたら歩き始めることが良いのではないか、という結論でした。
パニックにならずに冷静に行動したいものです。

2009年2月13日

ぶらりさん自己紹介


世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。
忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4〜10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。

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