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ぶらり・ぶら〜り by ぶらり

 

第61回 2009年アルゼンチン・チリへの旅(2)

ウシュアイア(フエゴ島)

3日目に到着したウシュアイアは南極に最も近い“世界最南端の町”
1520年、大西洋側を南下していたマゼランは,断崖の上にいくつもの火を見つけた。その火はここに住んでいた先住民の松明だったといわれるが、風の強い不毛の台地に燃える火を不思議に思ったマゼランは、“テイエラ・デル・フエゴ=火の大地”と名づける。(地球の歩き方より)
今回、私達がやっとたどり着いたフエゴ島です。

南極に一番近い町であること、地球一周航海の際の経路で名前だけは知っていたマゼラン海峡をクルーズが目的でやってきた。フエゴ島はアルゼンチン領とチリ領が半分ずつとなっている。飛行場には可愛いガイドさんとイケメンドライバーのお迎えに旅の始まりを感じる。

ホテルは飛行場から町を通過した海沿いのロッジ風のホテル。なかなか良い雰囲気!気が付くと対岸に飛行場が見える。2時間位で歩いて行けそうな距離。町へはホテルのバスで出かける。

ホテル

夕方だったが20時までやっているというので「世界の果て博物館」を見学。
ここにはかってフエゴ島にいた4部族の生活などが展示されていた。
先住民については下記のサイトをご覧ください。
http://www.mercosur.jp/01_argentina/kanko_ushuaial

ホテル

 

博物館を見学後、町のあちこちにある蟹の看板が気になっていた仲間達。思い切って大きな蟹を食べることになった。大きな茹でた蟹を注文、我々7名にシェフが切り分けてくれた。味は最高だった。それは盛り上がりお祭り騒ぎだった。仲間の中に一杯でも平気という蟹好きがいて、それではと、もう一杯!

何でも最初だけにしておけば良かったとは後の祭り。そうそう大きな蟹がたくさんあるわけが無い!大きさも味も今ひとつだった。盛り上がった雰囲気が一気に急降下してしまった。感じ取ったのか?オーナー最後にシャンパンをご馳走してくれました。

何はともあれ何かとハプニング続きだった今回の旅、美味しい蟹とシャンパンでホテルの最終バスで戻り就寝。

3月17日-4日目-フエゴ国立公園

午前中はフエゴ島国立公園内の混載ツアーです。
まずはEL TREN DEL FIN DEL MUNDO(世界の果て列車) 世界最南部を走る観光列車に乗る。おもちゃのような小さな蒸気機関車には空席など全く無く満員御礼状態だった。車内の説明はスペイン語、英語、韓国語が流れるが、残念ながら日本語は無く、乗車時に日本語のパンフレットが渡された。

 

ホテル

1896年に建設されたウシュアイア再犯刑務所の囚人により、 1902年から18年を経て25?の軌道が敷設された。現在では7?の区間が復元され、「世界の果て駅」と「国立公園ホーム」間において一日二往復の観光列車が運行されている。

途中、マカレナ滝駅で停車。ここは歴史的に興味深い場所で、囚人列車はここで自然の流れる水を利用して蒸気機関車のタンクに水を入れた所。この駅では二つの遊歩道を散策することが出来ます。停車時間は30分。

当初何故ここで停まったのかさえ解らない私達、何とかここの停車の意味を理解して皆の流れにのって歩き始めるが、時間が気になる。しかし、観光客はいたって呑気!時間はあってないようなもの、ここはラテン的大らかさで進む。

あいにくの雨だったが最後の駅、公園駅へ到着した頃には雨も止む。列車の旅の後は再びガイドさんと合流して公園内のツアーが始まる。

ホテル

 

公園内を案内されビーバーダムの話になる。
60数年前、毛皮をとる目的でカナダから25カップルのビーバーを連れてきたのは良かったが温暖な南米では品質が思うようにいかず計画は失敗におわりました。ところがそのビーバー今では12万頭に増え木を食べつくしその残骸が倒れ堰を作りダムと化していて大きな環境問題になっているとか。わが国にも似たような話を以前TVで見たような気がします。

その後は公園内の散策。美しい水色の風景ロカ湖からははるかチリの山々が見渡せる。わずかだが森林の中も歩かせてくれた雨上がりの虹にしばし感激。この公園には多くのハイキングやトレッキングのできるコースもあることが帰国後にわかる。南米は考えられないほど大きく時間がいくらあっても足りないようだ。

湖

湖

一旦ダウンタウンに戻り昼食後マゼラン海峡・ビーグル水道をクルージング。
15:30PM出港。今日のメインはなんと言ってもペンギンです。
ロス・ロボス島とロス・パハロス島で岩礁に寝そべるアシカや5種類のウミウの繁殖地を見ることになる。ところがこのウミウ、ペンギンにそっくり!

島が見え始めおびただしいウミウが見え始めた時てっきりペンギンと思い込む。「空飛ぶペンギン」は旭山動物園の話だが、話が混乱して「ペンギンってやっぱり飛ぶんだ」なんてわけの解らないことばかり言い始め妙に納得しながらシャッターを押してしまった。

湖

湖

冷静になるとやっぱり変!「ペンギンは飛ばないよ!」アシカが寝そべったり泳いだりする姿に感動したりそれは大騒ぎでした。
ゲーブル島近くになると本物のペンギンと出会い私達はすっかり子供に戻ってしまった。

湖

湖

ペンギン騒動も終わり、港に戻ったのは21:30PMだった。私達はすっかり疲れきり港からタクシー乗り場へ直行した。
明日は、今回のメインイベント氷河三昧をする為、カラファテヘ向って移動日、機上の人となる。

 

ホテル

※今回一緒に旅をした仲間(ゆきえさん、アキエさん、桂子さん)の写真も使用しました。

2009年5月27日

ぶらりさん自己紹介


世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。
忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4〜10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。