つくばのこと、もっとわかれば もっとたのしい! 茨城県つくば市のケーブルテレビ局ACCSによる地域情報サイト
占い宝石箱 じゅりあん・やまもと

第25回 雨の日の楽しみ

やっと梅雨にはいったものの真夏のように暑い日があったり、
ジトジトと湿っぽかったりでなかなか雨が降る日が少なくて水不足や
野菜やお米の生育にも不安を感じてしまう今日この頃、皆様お元気に
お過ごしでしょうか??
昔のようにしっとりしとしと、という静かな梅雨とは近年趣きが違ってきたようで
スコールのような雨が降ったりやはり地球温暖化の影響大なのかもしれません。
私が高校生の頃は自宅から駅まで泥道を歩き、また駅から学校まで泥道を
歩いて白いソックスも革靴もどろんこになるのが本当に嫌で梅雨のない国に
行きたいなと思ったものでしたが、年齢を重ね今は雨の日も静かで落ち着いて
悪くないと思えるようになってきました。
雨を言い訳に洗濯も布団干しもお休み。熱めのミルクティーなど作って
好きな本を2,3冊重ねてどれを読もうかな、なんて迷う時の幸福感!!
ジル・チャーチルのミステリーや宮部みゆきのオカルト風味の時代物を
読み返すのもいいし、大好きなアジアの旅行記や子供の本棚から借りた
三丁目の夕日やギャラリーフェイクなどの漫画も気楽でよいものです。
私のまわりには趣味は違っても本の好きな人が多く吉本ばななもいいよ
とか、新しい雑誌が出たよとかいろいろな情報が入ってきます。
たまに私は本は読まないから、という人に会うと人生の楽しみを放棄して
いるようでもったいないなと思ってしまいます。
ギャンブルでの3千円はあっと言う間になくなりますが、古本屋で3千円分の
本を買えば何度も時間をかけて楽しむことができるのに。
さて先日天皇皇后両陛下がヨーロッパとバルト3国を訪問前に記者会見を
なさいました。その時皇后様が記者から「もし透明人間になれたらなにがしたい
ですか?」とたずねられて「もし透明人間になれたらもう一度神田やお茶の水の
古本屋街で立ち読みをしてみたいです」とおっしゃったそうです。
さすがに文学に造詣の深い皇后陛下、あの古書街のたたずまいや匂い、
ずっと前から探していた本を見つけたときの至福の思いそういうものの素晴らしさ
を忘れずに良い思い出としてとらえてらっしゃるんだなと感動しました。

神保町の古書街には様々な専門別の書店があります。
洋書専門医学書や建築、なかには時代小説専門の古本屋さんもあります。
そしてもちろん占い専門の古書店もあります。普通の書店ではみかけない
占い指南の全集や筮竹、もう絶版になってしまった貴重な本が並んでいます。
日本でも占い専門の古書店は京都と神戸に一軒ずつあるだけとのことで
行くたびにどの本を買おうか悩んでしまいます。
そんな中から多分もう手に入らないと思われる面白い占い本を紹介しましょう。

(1)有名人111人に学ぶ なるほど命名術 栗原すみ子 ワニブックス(昭和62年)
新宿の母として手相で有名な栗原すみ子先生が芸能人やスポーツ選手、文化人等の
子供の名前を紹介しつつ解析してゆくもので現在の個人情報保護の観点からいえば
ちょっとずれてしまいますが、とても興味深い本です。
松田聖子長女沙也加ちゃん、内田裕也長女也哉子ちゃん、大竹しのぶ長男二千翔くん
梅宮辰夫長女杏奈ちゃんなどそうそうたるメンバーが揃っています。
その中でも二谷英明長女の友里恵ちゃんは気が強くかかあ天下の気があり、とか
ビートたけし長女の井子ちゃんは人付き合いで孤立しないようになどの記述もあって
思わずうなずいてしまいます。特に女優さんの次男で以前薬物関係で逮捕された人に
対しては自分を過信せず自重しないと悪い友人に挑発されやすい、と書いてあって
名前だけでこれだけ言い切れることに脱帽です。

(2)易入門 黄小蛾 カッパブックス (昭和36年)
いまではほとんど名前を知る人も少なくなってしまいましたが、この本で一世を
風靡した伝説の占い師さんです。易の本というのは漢字もややこしく、難解な印象が
ありますがさすが入門書だけあって様々なエピソードがちりばめられとても読みやすい
本です。ただしアイゼンハワーだのミッキーカーチスだの今の人にはちんぷんかんぷん
かもしれませんが。余談ですがこの本の表紙はアンパンマンで有名なやなせたかし氏、
後書きは推理作家の高木彬光氏が書いています。今ちょっと手元にないので出版社が
不明ですが、高木彬光氏の書いた易の本も文学的な表現が多く初心者にも手にとりやすい
上質な指導書と思います。ただし今はどちらも絶版で手に入れるのは至難の業かも・ ・。

絶版の本ばかり紹介しても仕方ないので最後にこれから占いを勉強してみたい、という
方むけの本を数冊書いておきます。どれも読み物としても面白く、占いをひとつの
カルチャーとしてとらえたいかたにもお勧めです。

<占いを活用して自分らしく生きる70の方法 早田みず紀 マガジンハウス>
占いを上手に日々の暮らしに取り入れて有効利用するには最適です。

<驚くほど当たる占い完全ガイド まついなつき 講談社>
漫画家のまついなつきさんとその仲間が西洋占星術から前世占い、おみくじや
水晶玉占いまで様々な占い師を訪ね的中率や癒し度、コストパフォーマンスまで
表になっていてとても読みやすさ全開の本です。イラストも多くて気軽にパラパラ
眺めるのに最適です。

<しあわせ占星術 自分でホロスコープが読める本 まついなつき 情報センター出版>
これも上と同じまついなつきさんの本ですが、西洋占星術の指導書というのは実は大変
分かりにくいもので誰もがアスペクトやらハウスやらの意味を知ってることを前提に書いて
あるのです。けれどもこの本はまず最初から言葉の意味を丁寧に説明してあり、初心
者の入門書としては最適です。

他にもこの本お勧め、というのがあったら是非教えて下さい。
それでは鬱陶しい季節を上手に乗り切りましょう♪

おまけ−今月のラッキーさん

恋愛運 3月生まれ
仕事運 4月・9月生まれ
金運 10月生まれ

2007年7月6日

じゅりあん・やまもとさんのプロフィール


読売新聞県南地区フリーペーパー<マイタウンネットワーク>紙上に占いを連載
週刊女性8/10号の袋とじ特集<当たる!と評判の占い師50人>に掲載される
カップリングパーティー エフ・ロード他のイベント等で活躍中
土浦市にて、占いの館 じゅ・ぴたーを開業中
手相・姓名判断・タロット・宿曜術占いが中心